2017-18年FA!ナリーグ中地区レッズはFA直後に戦力はどう変わるのか?
2017/12/12
ナリーグ中地区の前半戦はブルワーズ50勝41敗、カブス43勝45敗で今年はブルワーズかぁ...って思っていたがカブスの怒涛の追い上げで優勝し幕を下ろした。しかしレッズは4位パイレーツにも7ゲーム差でビリケツ。そんなレッズからFAで出てってしまう選手をまとめたのでめじゃる。
2017-18年レッズのFA状況
野手は150打席以上(計391人なので各チーム13人ほど)、投手は40.0投球回以上(計410人なので各チーム13人ほど)のいわゆる25人ロースターに入る主力選手のチームの2017-18年のFA状況を確認する。選手名の後にfWAR(以下f)rWAR(以下r)の数値も確認。
先発ローテーション投手
- S・フェルドマン(f0.7*r0.5)
- A・チャシーン(ランク外
- B・アローヨ(f-0.8*r-1.4)
規定投球回に達した選手は皆無だったが、その中でもたった二人だけ100イニング以上を投げている。その一人がフェルドマン。しかし7勝7敗で防御率4.77という微妙な成績に。また平均球速84.6マイル(136.1キロ)のアローヨは40歳を迎え防御率7.35と打者を抑える事が出来なくなってしまっていてかなりの足手まといに。
リリーフ救援投手
- D・ストーレン(fー0.2*r-0.2)
- D・マグワイア(ランク外
ストーレンは主に7回を投げる投手で登板時はビハインドが多い=そこまで重要選手ではない。54.2回も投げているが四球率3.8とコントロール悪く、防御率4.45。29歳でもうノビしろは無いかも。
捕手
- C・ウォラック(ランク外
今季たった6試合でOPS.182の25歳。若いからなのか?ウェイバーでマーリンズへの移籍がすでに決まっている。
一塁手/DH
- FA選手無し
二塁手
- A・アルカンタラ(ランク外
ユーティリティの位置づけで内野(二、三、遊)と外野全て(左、中、右)を守る25歳。今季70試合に出場もOPS.435と打力に欠ける。
三塁手
- FA選手無し
遊撃手
- Z・ビンセジ(ランク外
- Z・コザート(f5.0*r4.9)
レッズ最大の痛手!コザートはボットの次にチーム貢献度が高く、打率3割弱に20本以上の本塁打、OPS.933でオールスターにも選ばれた。今季いきなり爆発したのでちょっと怪しいものの抜けてくとレッズはさらに厳しい戦いに。
外野手
- P・キブラハン(f-0.2*r0.2)
レッズの外野はデュバル、ハミルトン、シェブラーがレギュラーだが、キブラハンは4番目の外野手&代打で活躍。9本塁打で打率.208、出塁率.304で控えとは言えちょっと厳しい。残念ながらマイナーFAとなっている。
2017-18年FAの結果
各ポジ毎に(fWAR+rWAR)÷2を実施しトータルWARの収支を計算し、このまま行けば2018年はどうなるかを確認したのが下記表となります。
2017 | Tm | W | L | SP | RP | C | 1B | DH | 2B | 3B | SS | OF | TOTAL | 2018 |
2 | MIL | 86 | 76 | 0.0 | ||||||||||
1 | CHC | 92 | 70 | 3.0 | 2.9 | 1.3 | 7.2 | ↓-8 | ||||||
3 | STL | 83 | 79 | 0.0 | ||||||||||
4 | PIT | 75 | 87 | 0.0 | ||||||||||
5 | CIN | 68 | 94 | -0.5 | -0.2 | 4.9 | 0.0 | 4.2 | ↓-5 |
レッズのポイントは遊撃手コザートのFAのみ。下手するとこのままならば2018年は100敗も免れないレベルになりそうだ。
2017年のレッズの遊撃手はコザート112試合(FA)、ペラザ55試合、アルカンタラ6試合(FA)、ビンセジ3試合(FA)となっており、実質来季はペラザかな?しかしペラザは23盗塁と足はあるが、まだOPS.622と打力不足。レッズはさらに弱くなりそう。
もし再建を検討しているなら2024年まで契約がある主砲ボットはもう要らないのではないだろうか?今季もMVP投票2位で相変わらずの成績だし、このままレッズにいるのはルーズルーズになるんじゃないかなぁ?
Joey Votto walkoff dinger. #WriteAHappyStoryIn4Words pic.twitter.com/YS7TxwFJzd
— Cincinnati Reds (@Reds) 2017年12月6日
まとめ
レッズはチーム№2の成績を残した遊撃手コザートがFAとなる大打撃。
代わりとなるのは俊足ペラザだが、まだまだ心許ない状況。開幕当初はハミルトン、ペラザの俊足1番2番からの主砲ボットという夢を追いかけていたのだが...まだまだそのレベルには無かった。最近ハミルトンの放出も小耳に挟んだのでこのオフどうなることかね。
先発では若手のカスティーヨやイグレシアスが使えそうな感じを醸し出しているので、ジョジョに勝てるチームになっていくかも知れない。野手は無名だが意外に実力者が揃ってるだけに先発次第で面白いチームになりそうです。
若手のノビを期待して、4年連続地区最下位は免れるのか?見どころですね。
ほな
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