田中将大15奪三振の神投球!正捕手サンチェスを外せばエースの働きが可能?
2017/10/01
今シーズン最後まで好不調の波が激しかったヤンキースのエース田中将大。最後の投球となる30試合目に7回無失点無四球で15奪三振の神投球。やっぱり捕手サンチェスとは相性が悪いの?そこらへん詳しくめじゃる。
15奪三振は今シーズンたった二人
9月29日のブルージェイズ戦。シーズン160試合目となるヤンキースの先発はエース田中将大。グレイの加入やセベリーノの大頭でエースと呼べるかどうかが心配な状態です(来季開幕投手は危ういかも)
今シーズン最後の登板となる田中将大でしたが、ブルージェイズ相手に神投球を繰り広げました。7回投げて被安打3、無四球無失点で15奪三振!やて。
Let's take a minute to appreciate how brilliant Tanaka was today.
7 IP, 3 H, 0 R, 0 BB, 15 K (career high). pic.twitter.com/vnD2Qd7enz
— New York Yankees (@Yankees) 2017年9月29日
スゲー!
これがどんだけ凄いかと言いますと、今季15奪三振を達成しているのはナショナルズのストラスバーグが5/27にパドレスに投げたたった1度だけ。しかも無理矢理褒めますと、15奪三振、14奪三振、13奪三振を記録したのは田中将大だけ!
サイヤング候補のカーショウやシャーザー、クルーバーやセールですら達成しておりません。ここだけ見れば田中将大は球界のエースクラスと言ってもいいでしょう。
しかし、何でこんなに凄いのに凄くないイメージがあるのか...
正捕手サンチェスとは相性が悪い?
この15奪三振を引き出したのは、正捕手サンチェスでは無く、第二捕手のロマインでした。そういえばこんな事を噂で聞いた事あります。「田中将大はサンチェスと相性が悪い」ほんとに?
ヤンキースは基本的に正捕手サンチェス、第二捕手ロマインで回しております(ヒガシオカとかいますが9試合程度なのでここでは徐外)そんな二人の打撃成績は
- サンチェス:打率.278、33本90打点
- ロマイン:打率.220、2本21打点
試合数の違いはありますが、サンチェスは明らかに主砲。ロマインはいわゆる守備型キャッチャーって感じです。さすがにこの打撃力でサンチェスを使わない訳には行きません。一塁で使う手もあるかと思いますが、キャッチャーで打てるからこそ他チームよりアドバンテージが得られるのです。
しかし、田中将大の捕手別防御率を調べた結果、
- サンチェス:防御率5.34
- ロマイン:防御率3.57
さてさてこれを本当に信用していいのか分かりませんが、9回を投げるとサンチェスのが2点多く取られる事になってます(本日の7回無失点がロマインのところに入ってませんのでさらにロマインとは相性がいい事になります)
これがたまたまなのか、相性なのか...
田中将大の試合別の成績で比較
疑問ばっかでも解決しませんので、今シーズンの田中将大の試合別にキャッチャーが誰の時に、イニング数、被安打、失点、四球、奪三振を調査。全30試合を奪三振が多い順に並べてみた結果...
青い部分はトップクラスの成績、赤い部分はワーストクラスの成績です。
パッとみた瞬間、捕手ロマインの時の方が田中は奪三振を取りやすい傾向にありそうです。今季二桁奪三振は5回ありましたが、そのうち3回がロマイン。
面白いのが上から5番目のロマインのところ。4イニングで5失点しておりますが、10奪三振という訳が分からない試合。下から3番目も9イニング投げて被安打3で無失点無四球、奪三振3。は?こんなことあるの?ってぐらい不思議な試合。
これはもうロマインとの相性がいいと言っていいでしょう。
ポストシーズンの田中の時はロマインで
29日に田中将大が投げたという事は...
30日、1日、2日で3日はアリーグワイルドカードですので、中3日で田中先発?んー、違う気がします。ワイルドカードの先発はセベリーノって事なのでしょうか?く、悔しいです。
しかしこの相性を見れば、田中の先発の時は少々の打撃力を犠牲にしてでも捕手をロマインにしたらエース級の働きが可能で十分ワイルドカードの先発を任せるべきだと思います。
ただ今季ワイルドカードどころかポストシーズンで投げれるのかどうかも分かりませんが。ワイルドカードでツインズに勝たないことには出番無いかも知れません...
9月度の成績を見たらセベリーノの安定感がずば抜けてますので、しょうがいないからワイルドカードは彼に託しましょう。不安定なエース田中将大、勝てない助っ人グレイ...両方微妙な状態でヤンキースはポストシーズンの戦いに挑みます。
ほな
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