170キロ投手チャップマンの後継者現る!165キロを出す無名なふたり
2017/09/29
メジャーリーグ、いや世界最速投手と言えばヤンキースの守護神クローザーのチャップマンです(これは揺るぎない事実)しかし、今シーズンこの牙城を覆すかも知れないふたりの無名な新人が現れてましたのでめじゃる。
球速最速記録トップ50
最速投手はチャップマンってのは火を見るよりも明らかなんですが、今シーズンのトップ50が全部チャップマンが投げたものではありません。トップ50の中にたったふたりだけチャップマン以外の投手が食い込んできてましたので確認しましょう。
トップはやっぱりチャップマンの104.3マイル(167.8キロ)の4シームですが(めっちゃ速い)その中に聞き慣れない投手をふたりも見つけました。
フェリペ・リベロとジョー・ケリー。ん?誰だよ!って感じですよね。気になりますので簡単に調査しましょうよ。
165キロを記録したクローザーのリベロ
9月27日に102.6マイル(165.1キロ)を投げたリベロ。一体全体誰なんだ?ってことで軽く調査しました。
現在パイレーツに所属中の25歳のサウスポー。ワトソンがドジャースへ移籍したので、代わりにクローザーを勤めている逸材。20セーブを記録しているが、失敗は2回でセーブ成功率91%とまずまず。
この速球のおかげなのか、74.1イニングで防御率1.70の好成績。しかし奪三振率は10.5と球速ほど高くないようだ。四球率は2.4でまーまーという印象。ブルペンではトップ10に惜しくも入らなかったが、リーグ屈指のクローザーと言ってもいいレベル。
球種はスライダーにカーブにチェンジアップと先発並みの器用さ。
102.6 mph! @Pirates closer @Rivero43 delivers the fastest pitch of 2017 from anyone not named @AChapman_105. pic.twitter.com/T6ydLsVCve
— #Statcast (@statcast) 2017年9月28日
サウスポーてとこがチャップマンを彷彿させるが、動画がクイック気味に見えるからなのかチャップマンより速く見える。まだ25歳、チャップマンを超える日が来るかもしれない。
ツーシームの球界最速投手ケリー
噂によると4シームが一番球速が出ると聞いたことがあります。しかしこのケリー、あえて?ツーシームでトップ50に名を連ねたので、どんな選手か紐解きます。
レッドソックスでブルペンで頑張ってる29歳。まだまだ7回に登板する事が多く、セットアッパーかと言われると少々疑問が残る。セーブ機会で投げた事が4度ありますが、いずれも失敗。回をまたぐこともあるミドルリリーフ。
この右腕は57.0イニングを投げ、防御率2.84と普通レベル。奪三振率7.9、四球率4.1で明らかにリベロよりは見劣りしてしまう。ただただ球が速いだけって印象。これではメジャーでなかなか通用しません。
それでも右打者の被打率1.91となかなかのレベルで押さえつけてます。最速102.2マイル(164.4キロ)のツーシームとかなかなかえげついと思います。
ケリーの球種もスライダーにカーブ、チェンジアップと一通りは投げれるみたい(最近のブルペン陣は多彩な球種を投げますね。1~2球種とかぐらいが普通だと思ってました)
カブレラは昨年103.8マイル
2016年にチャップマンの後継者としてデビューした右腕マウリシオ・カブレラ。ブレーブスのブルペン投手でまだ23歳のシーズン。今季開幕4月2日に10日間故障者リスト入りし、今に至る(要はまったくメジャーで投げてません)
そんなカブレラだが、昨年は103.8マイル(167.0キロ)をマークし一躍有名人に!(いや、そんなに有名ではないか)
来季の復活が楽しみな投手です。
まとめ
トータルで考えますと、まだまだチャップマンに及ぶ選手はいませんと言わせてください。
その理由とは、奪三振率はチャップマン12.29、ケリー7.89、リベロ10.53。奪三振だけ見ればやっぱりチャップマンは素晴らしい。やはりクローザー、セットアッパーたるもの三振取れてなんぼでしょ!
(すでに防御率が崩壊しているチャップマンはここで勝つしかありません)
防御率が3点台だろうが4点台だろうが、球界最速投手で三振が取れるってのはやっぱり見応えがあります。それだけでチャップマンが№1といってもいいのではないでしょうか?という事に今日はしておきましょう。
しかし、このリベロとケリー要チェックですよ。
ほな
※また読みたいと思ったら下記メジャーリーグのボタンをぽちっとお願い致します。