ツインズのメジャー屈指の一番打者ドージャーが逆転3ランでポストシーズンに王手!
2017/09/28
メジャー屈指のトップバッター、ツインズの切り込み隊長ドージャーが33本目の逆転3ランホームランを放ち、強豪インディアンスに勝利。一番打者が30本塁打とか当たり前なのか?みたいな風潮があるのでめじゃる。
逆転3ランでポストシーズンに王手
9月26日のインディアンス戦。5回まで4-4と白熱した戦いを繰り広げていたツインズvsインディアンス。インディアンスはもう優勝確定してますが、ツインズは場合によっちゃポストシーズンに出れない可能性もある状態(ほぼ大丈夫なんですけど)少しでも勝っておきたいところだが相手が悪くなかなか難しい。
さらに6回、7回と1点ずつ取られ、8回表には4-6で負けていたツインズ。
そんな8回表、8番カストロ、9番グロスマンの下位打線が連打をかまし、さらに代走でグランティーを送り込むほどこの回に賭けていたツインズ。で打席にはドージャー。
1球目はほぼど真ん中でストライク。2球目は1球目とほぼ同じコースに入って来たところを...
#DozierGoesDeep!#WereGonna Rally! His 3-run homer gives the #MNTwins a 7-6 lead. pic.twitter.com/AQGiJx1ZC9
— Minnesota Twins (@Twins) 2017年9月27日
ホームランキター!
今季33本目となる逆転ホームランをかまし、157試合(残り5試合)で83勝74敗となり、エンジェルスに5ゲーム差をつけた。明日ツインズが勝てば確定、エンジェルスが負けても確定。これでほぼツインズのポストシーズンが決まったも同然となったのだ。
トップバッターなのに30本塁打超えがズラリ
一番打者で30本塁打超えてるだと?いやいやいや、そんな事はないでしょう。30本塁打ってのはパワーヒッターです。打点を稼ぐ3番、4番におりそうな人です。今日たまたま一番だっただけでしょ?って事で今シーズンの一番打者の最多本塁打を調べた結果...
- ブラックモン、打率.324、36本12盗塁135得点
- スプリンガー、打率.287、33本5盗塁108得点
- ドージャー、打率.265、33本16盗塁102得点
はい?これが一番打者?
調べた結果、ブラックモンは1番152試合、3番2試合、9番1試合。スプリンガーは1番133試合、2番6番9番がそれぞれ1試合。ドージャーに至っては1番148試合、9番1試合。この3人、生粋の1番打者だった。一番ライトイチローみたいな当たり前となっている状態なんです。
スゲー。もはや主砲クラス。この3人は確かに異次元のトップバッターだが、なんで主砲にならない(なれない)んだろうか?
何故ドージャーはクリーンナップを打たないのか?
何で30本も打つドージャーがトップバッターなんてしなきゃいけないんだろう?3番のが得点力上がりそうじゃない?って思いますよね。そこでツインズの今日のスタメンベースで主要な項目をピックアップしてみました。何か分かるかも知れません。
# | Name | AVG | OBP | HR | ISO | SB | BsR | Off |
1 | Brian Dozier | 0.264 | 0.351 | 33 | 0.222 | 16 | 2.0 | 18.0 |
2 | Joe Mauer | 0.308 | 0.384 | 7 | 0.112 | 2 | -5.3 | 6.3 |
3 | Jorge Polanco | 0.257 | 0.313 | 12 | 0.152 | 13 | 3.6 | -4.3 |
4 | Eddie Rosario | 0.292 | 0.332 | 27 | 0.224 | 9 | -0.6 | 12.7 |
5 | Eduardo Escobar | 0.252 | 0.309 | 20 | 0.193 | 5 | 2.9 | -0.5 |
6 | Max Kepler | 0.244 | 0.314 | 19 | 0.185 | 6 | 2.9 | -1.4 |
7 | Byron Buxton | 0.255 | 0.317 | 16 | 0.164 | 28 | 10.5 | 5.6 |
8 | Jason Castro | 0.236 | 0.329 | 9 | 0.141 | 0 | -2.1 | -7.7 |
9 | Robbie Grossman | 0.252 | 0.370 | 9 | 0.138 | 3 | 0.0 | 3.9 |
このスタメンで打順を組むとしたらどうするでしょう?ってか打順って何番から決めてくものなのでしょうか...さすがにこれは考えた事ありませんでしたね。では強引に自分ならどうするかで決めて行きます。
まずは1~4番は出塁率の高い人がいいです。なるべく3割5分以上。でドージャー、マウアー、ロサリオ、カストロ、グロスマンがこの中では上位打線候補になります。しかし、カストロはキャッチャーなので下位を打たせたい。却下しましょう。
そして1、2番は足が速い方が理想なのでBsRで決めますと、マウアー、ロサリオは足が微妙なので1、2番を却下します。それから3番4番はISOが高い方が望ましいと来れば...
- ドージャー
- グロスマン
- ロサリオ
- 後はテキトーで
みたいな感じになってしまうんでしょうか。出塁率高くても足が使えなさそうなのは1、2番に置きたくないってなるとこんな感じ。ドジャーを3番、ロサリオを4番で使いたくなると、1番2番がいない(出塁率が高くて足使えないか、足速いけど出塁しないか)
結局、1番ドージャーは苦肉の策の1番固定だったのかも知れませんね。バクストンぐらいが成長すれば3番ドージャーでしょう。
ポストシーズンは切り込み隊長がカギ
今季1番打者としてホームランを打ったトップ3は、ブラックモン(ロッキーズ)スプリンガー(アストロズ)、ドージャー(ツインズ)でした。全員30本以上をブチかましております。
お気づきでしょうか?おそらくこの3人(3チーム)は今季ポストシーズンに進出します。そりゃそうですよね?30本打つような選手が1番打ってる時点で、そのチームの3番4番はそれ以上の能力と考えられます。そりゃ強いはずです。
ポストシーズンではこの3人が先頭打者本塁打とか打っちゃって1-0で勝つ!なんて試合も無きにしも非ずですね。ポストシーズンではこの三人の初回の打席に注目です。何が起きるか分かりません。いきなり初球をホームラン!とか普通にある人たちですからね。
ほな
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