通常20本前後のマカッチェンが1試合3ホーマーだと!?やぱし今年のボールは飛び過ぎじゃね?
2017/08/01
パイレーツのアンドリュー・マカッチェンが、アレナドやシーガー、セスペデスに並ぶ今季2位タイの3ホーマーを放った。年間20本前後のイメージのあるあのマカッチェンが?って個人的にビックリしたのでめじゃる。
パイレーツの英雄マカッチェン
パイレーツファンなら確実に知ってるレベルの選手。現在30歳のアンドリュー・マカッチェンは2015年、2016年はマルテに下剋上されたものの、デビューした翌年の2010年から5年連続チームのトッププレイヤー(rWARでチームトップ)で打率3割、出塁率4割に20本ー20盗塁が期待出来るセンターと最高な選手だった。
年間成績はこんなもん。
Year | Age | Tm | H | HR | SB | BA | OBP | SLG | OPS | OPS+ | Pos | Awards |
2009 | 22 | PIT | 124 | 12 | 22 | 0.286 | 0.365 | 0.471 | 0.836 | 121 | 8 | RoY-4 |
2010 | 23 | PIT | 163 | 16 | 33 | 0.286 | 0.365 | 0.449 | 0.814 | 121 | *8 | |
2011 | 24 | PIT | 148 | 23 | 23 | 0.259 | 0.364 | 0.456 | 0.820 | 130 | *8/D | AS |
2012 | 25 | PIT | 194 | 31 | 20 | 0.327 | 0.400 | 0.553 | 0.953 | 162 | *8 | AS,MVP-3,GG,SS |
2013 | 26 | PIT | 185 | 21 | 27 | 0.317 | 0.404 | 0.508 | 0.911 | 157 | *8/D | AS,MVP-1,SS |
2014 | 27 | PIT | 172 | 25 | 18 | 0.314 | 0.410 | 0.542 | 0.952 | 166 | *8 | AS,MVP-3,SS |
2015 | 28 | PIT | 165 | 23 | 11 | 0.292 | 0.401 | 0.488 | 0.889 | 144 | *8/D | AS,MVP-5,SS |
2016 | 29 | PIT | 153 | 24 | 6 | 0.256 | 0.336 | 0.430 | 0.766 | 104 | *8 | |
2017 | 30 | PIT | 108 | 22 | 9 | 0.292 | 0.385 | 0.535 | 0.920 | 139 | *89 |
デビュー年からほぼセンターで出場し、二桁本塁打、二桁盗塁の成績を収め、新人王4位にランクインする実力を発揮(ちなみにこの年の新人王はクリス・コグラン外野手←誰だよ!)
その後2010年にはrWAR3.8ながらチームのトッププレイヤーとなり(弱小だったからね)その翌2011年にはオールスターに出場。2012年には最多安打を記録し、オールスター、GG賞、SS賞とアワード総なめ+MVP3位にランクイン!
2013年にはついにMVPに選ばれた!←最強過ぎる。
翌2014年には出塁率.410、OPS.952でリーグトップ。OPS+でもセンターながらリーグトップに輝いた。それは翌2015年にも続き2012年に6年$51.5Mで契約してからは4年連続オールスター、SS賞、MVP投票5位以内と破格のコスパを生み出した選手だった。
最強マカッチェン!さすがチームの顔だ。
が、急激に劣化したマカッチェン
そんな英雄だったマカッチェンだが、実はもともと良く無かった守備指標が2014年ゴロから急激に悪くなってきており、走力は元Aクラス(ここ最近はDクラスまで劣化)でセンターを守れる実力はあったのだが、今の最新技術で測定すると守備指標DRSは何と...
- 2014年:CF-13
- 2015年:CF-8
- 2016年:CFー28
- 2017年:CF-15,RF+2
クソの役にも立ってないという結果に。2016年まではセンター一筋だったマカッチェンもさすがに今季からライトにコンバートされ、ライトではそれなりに頑張ってたが、チームメイトのケガでセンターに戻るとやはりクソの役にも立っていなかった。
しかも2016年はさらに24本塁打は打ったものの盗塁はたったの6、打率は2割5分、出塁率は3割3分まで落ち込んだ。守備最低、打撃並みレベルって事になってしまって←それでも20本オーバー打ってるので凄いのだが。fWAR0.7、rWAR-0.7でマイナー選手のがマシってレベルになってしまっていた。
ここでマカッチェンは終わったと確信していた←ガチで。
復活した2017年のマカッチェン
チームも勝率5割を超えず、特別好きな選手もおらず、同地区には台風の目ブルワーズ、昨年優勝チームカブスがおり、オールスターにも出て来なかった為ぜんぜん気にならなかったマカッチェンだったが...
— Pirates (@Pirates) 2017年7月31日
1試合3ホーマーとかやっちゃってたりして!
2年連続ナリーグのホームラン王アレナド、2年連続30ホーマーのセスペデス、昨季断トツの新人王でノってるシーガーまでは1試合3ホーマーしてもまだ納得行くが...マカッチェンとか意外過ぎるやろ!やはり今年のボールは良く飛ぶのかも。
ま、世間的にトレードの噂もあるのでちょっと頑張っちゃったかも知れないね。
Cutch that.
https://t.co/J1t2dEXNdX pic.twitter.com/cwuuCiG23i
— Pirates (@Pirates) 2017年7月31日
な、張り切り過ぎやろ!彼はいったいどこへ行きたいのやら。
まとめ
今季の成績はメジャー全体でもトップ30に入るほどの成績を収めているマカッチェン。この守備の悪さでここまで上にいるのはある意味凄い。今季オフにはFAとなるのでレンタル選手扱いになりそうだが、彼を欲しがる球団はあるのか?
アストロズかロッキーズがもしやワンチャンあるかな?←アストロズって誰か獲ってた気がするけど...ま、ちょっと今季ポストシーズン狙える位置におるチームは外野埋まってるわ。なのでマカッチェンはいらなーいって感じ。
個人的にマカッチェンってMVP獲った時でも何か微妙な気がしてたんよね。昨年の不振でそれが確信に変わった。顔もほっそりしてるのにホームランとか普通に打っちゃうとことか、かなりの天才だと思う←だから信じられん。常人には理解出来ない。細いやつはいつか打てなくなると思ってしまう。
だから、今季活躍してるけど来季は怪しいって思ってんのさ。って言いながら4年連続MVP級の働きしてた人なんだけどさ。
ま、後半戦どこまで落ちて来るのかドキドキしながら見ましょう←ってかトレードも無さそうだね。
ほな