野手の殿堂入りはこれで分かる!メジャーの指標キャリアスタンダードテストって?
2017/07/19
3000本安打、500本塁打で殿堂入り確定って言うやん?けどブラックインクテストやグレーインクテストでは通算記録度外視だったよね。今回通算記録に関する殿堂入り指標キャリアスタンダードテストをめじゃる。
キャリアスタンダードテストの意味は?
キャリアスタンダードテストの意味について探ろう。キャリア=そのままキャリアか?経歴って意味。スタンダード=標準、基準。テスト=テストだろ?試験か。直訳すると経歴標準試験。は?だいたい英語って直訳すると訳分かんねーんだよね。って事でアレンジして...
キャリアスタンダードテスト=通算記録基準テスト!
これでもまーまー意味分からんのですが、要は通算記録に関する殿堂入り基準を明確にしたテストって事です。
キャリアスタンダードテストの見方
殿堂入りした選手らの平均は50となってます←なってますって言うか、おそらく分かりやすいように頭のいい人が50になるように設定したと思う。ま、逆に言うと50以上獲得したら殿堂入りの可能性が非常に高いって事の裏返しだな。ちなみに最高値は100←こんなやついねーだろ。
一覧で表示するのは20獲得してから←1とかから表示してたら選手膨大だからね。ま、この記事では意味無い話ですけど。
最低1000打数(at bats)は立たないとダメです。2016年の規定打席に到達した中での最低打数は423、2015年は429、2014年は429。最低3年は頑張らないとダメみたい。
キャリアスタンダードテスト全14項目
野手編
取り合えず、なかなかややこしいので分かりやすく一覧にしてみました。むしろ分かりにくくなってるかも知れない。ま、ちょっと見てくで。
Batting Statistics | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | |
H | 1500 | 1650 | 1800 | 1950 | 2100 | 2250 | 2400 | 2550 | 2700 | 2850 | 3000 |
BA① | 0.275 | 0.280 | 0.285 | 0.290 | 0.295 | 0.300 | 0.305 | 0.310 | 0.315 | 0.320 | |
BA② | 0.300 | ||||||||||
Run | 900 | 1000 | 1100 | 1200 | 1300 | 1400 | 1500 | 1600 | 1700 | ||
R/G | 0.500 | 0.644 | |||||||||
RBI | 800 | 900 | 1000 | 1100 | 1200 | 1300 | 1400 | 1500 | 1600 | ||
RBI/G | 0.500 | 0.600 | |||||||||
SLG | 0.300 | 0.325 | 0.350 | 0.375 | 0.400 | 0.425 | 0.450 | 0.475 | 0.500 | 0.525 | 0.550 |
OBP | 0.300 | 0.310 | 0.320 | 0.330 | 0.340 | 0.350 | 0.360 | 0.370 | 0.380 | 0.390 | 0.400 |
HR | 200 | 400 | 600 | ||||||||
HR/H | 10% | 20% | |||||||||
EBH | 300 | 500 | 700 | 900 | 1100 | 1300 | |||||
BB | 300 | 500 | 700 | 900 | 1100 | 1300 | |||||
SB | 100 | 200 | 300 | 400 | 500 |
- 1500安打を超える150安打毎に1点(最大10)
- 打率.275を超える打率.005毎に1点(最大9)
- 打率.300以上ならボーナスポイントでさらに1点
- 900得点を超える100得点につき1点(最大8)
- 得点を試合で割った数値が0.500を超えてたら1点
- 得点を試合で割った数値が0.644を超えてたらさらに1点
- 800打点を超える100打点につき1点(最大8)
- 打点を試合で割った数値が0.500を超えてたら1点
- 打点を試合で割った数値が0.600を超えてたらさらに1点
- 長打率.300を超える長打率.025毎に1点(最大10)
- 出塁率.300を超える出塁率.010毎に1点(最大10)
- 200本塁打毎に1点(実質最大3)
- 安打の10%以上が本塁打なら1点
- 安打の20%以上が本塁打ならさらに1点
- 300長打(二塁打+三塁打+本塁打)を超える200長打毎に1点(最大5)
- 300四球を超える200四球毎に1点(最大5)
- 100盗塁毎に1点(最大5)
こんな感じ。注意点は例えば1500安打した段階ではスタートラインに立っただけで0点。1650安打して初めて1点貰える。1800安打で2点ね。
他、本塁打は最大値が書いていないが今までの最多本塁打が762本なので、実質最大3と見てもらって間違いないだろう。
これで全部足したら...80点!?おや?
残り20はポジションで決めます
同じ500本塁打打ってもそれがキャッチャーなのか指名打者なのかで価値が変わるのは周知の事実。残り20はポジションで割り振られております。
Defensive value | |||||||||
Position | DH | 1B | LF | RF | CF | 3B | 2B | SS | C |
James's version | 0 | 1 | 3 | 6 | 12 | 13 | 14 | 16 | 20 |
Baseball Reference version | 0 | 1 | 4 | 4 | 4 | 7 | 11 | 14 | 20 |
- 捕手20点
- 遊撃手14点(16点)
- 二塁手11点(14点)
- 三塁手7点(13点)
- 中堅手4点(12点)
- 右翼手4点(6点)
- 左翼手4点(3点)
- 一塁手1点
- 指名打者0点
私が見ているBaseball Reference で確認※()部分はジェームズバージョンです。外野はどこでも同じ評価となっており。三塁は外野以上の評価←やっぱ捕手>内野手>外野手なんやなぁ。
ジェームズのバージョンは外野にも優劣が有り、センターはしんどい評価となってます。また、一塁以外の内野手(特に三塁)にも高評価をつけるべきだとなってます。
どっちも一塁、DHはクソって言うてますね←打てなきゃ意味無し。
これで80+20で合計100。なるほど。
ボンズを例にしてやってみよう
それでは取り合えず最強打者ボンズでやってみよう!雰囲気だけでも味わってください。
- 通算2935安打なので9点
- 打率.298なので4点
- 打率.300以下なので0点
- 2227得点なので8点満点
- 2227得点/2986試合=0.745なので2点
- 1996打点なので8点満点
- 1996打点/2986試合=0.668なので2点
- 長打率.607なので10点満点
- 出塁率.444なので10点満点
- 762本塁打なので3点
- 762本塁打/2935安打=25.9%なので2点
- 1440長打(601+77+762)なので5点満点
- 2558四球なので5点満点
- 514盗塁なので5点満点
ここまでトータルすると73点。左翼2715、中堅171、DH3でほぼ左翼手を守っているから、左翼手4点で合計77点!
答え合わせ、実際のボンズを見てみると...は?76点。1点違うやんorz
ジェームズのほーで考えたのか?うーん、ちょっとわかんない。
まとめ
ちょっと実際と誤差ありましたが、だいたいこんな感じで計算されてるみたいです。計算されてると言うか、今まで殿堂入りした選手の成績を基に逆算して作ったもんだと思うのですが、ここで言うと500本塁打って全然何の区切りでもないのよ。
3000本安打は10点満点取れるところやから意味あるけどさ。
取り合えず、野手はこんな感じなのは分かりました。今度は投手でも見てみよう。ちょっとボリューム出ましたのでまた今度ー。
ほな