ヤンキースの抑えチャップマンが故障!代わりはベタンセスでは無理?
17年5月の14日、首位を走ってるヤンキースのクローザー160㌔左腕チャップマンが10日間故障者リスト入り。2位オリオールズとの差は僅か0.5ゲーム差。チャップマンの代わりは誰になるのか?をめじゃる。
チャップマンはもはや最強では無い!
現在7セーブで14位タイ。ただ1敗しているのでセーブ成功率は88%だった。←30チームあるので、まぁ普通か。奪三振率は相変わらず高く、奪三振率14.9とリリーフ全体では9位に入るものの、四球率4.2とコントロールは悪く、防御率は3.55で絶対的クローザーでは無くなっている。ヤンキースのリリーフ陣の10イニング以上投げた6選手の中では防御率は5位でむしろ悪いほうであった。
てことは、誰でも代わり可能じゃね?
って思うけど、やっぱ9回って特殊だから代わりを誰にしようか...
チャップマンの代わりの候補は4人?
まずは主要なデータから確認してみた。
Name | ERA | G | GF | SV | IP | FIP | WHIP | BB9 | SO9 |
Aroldis Chapman* | 3.55 | 14 | 11 | 7 | 12.2 | 1.35 | 1.421 | 4.3 | 14.9 |
Adam Warren | 1.29 | 12 | 1 | 0 | 21 | 2.39 | 0.81 | 3.4 | 8.6 |
Jonathan Holder | 1.72 | 16 | 4 | 0 | 15.2 | 1.35 | 1.149 | 1.1 | 9.2 |
Tyler Clippard | 1.17 | 17 | 2 | 1 | 15.1 | 3.14 | 0.783 | 2.9 | 12.3 |
Dellin Betances | 0.75 | 14 | 1 | 0 | 12 | 1.59 | 1.333 | 6.8 | 16.5 |
現在登板数の多いリリーフ陣5人を確認した。ちなみに勝利の方程式?と呼ばれるものかどうか分からないけど、今までは6回アダム・ウォーレン、7回タイラー・クリッパード、8回デリン・ベタンセス、9回アロディス・チャップマン*って流れになってたっぽい。
候補1、デリン・ベタンセス
長所:主に8回を投げてるベタンセスは防御率0.75と今季も圧倒的な投球。FIPも1.59と素晴らしく、奪三振率16.5で全体5位。ヤンキース陣では存在感アリ。
短所:四球率6.8は全体ワースト10に入る。ただおもっきし投げてるだけのひとり相撲。通算イニング別防御率では7回2.02、8回1.53に対し、9回4.26とクローザーには不向き?
候補2、タイラー・クリッパード
長所:奪三振率12.3、四球率2.9と高いレベルで安定しており、WHIP0.783と安心感は最強クラス。通算57セーブと実績もアリ。
短所:今季3セーブ機会中、2回もセーブ失敗しており、通算セーブ成功率は57%といまいちな成績。典型的なセットアッパータイプなのかも。
候補3、アダム・ウォーレン
長所:WHIP0.81は神レベル。防御率1.29で合格レベル。プレッシャーのかかる場面での登板もしていて格上げの可能性も有りか。
短所:奪三振率、四球率は並み。リリーフ陣でチーム最多のイニングを投げており、基本的に回跨ぎし平均5.3アウト(2イニング弱)を投げるロングリリーフなので...クローザーぽくは無いね。
候補4、ジョナサン・ホルダー
長所:今までも主に9回を投げていて、FIP1.35はチャップマンと同格。大学でもクローザーをしていた実績あり。
短所:重要な場面ではほとんど投げさせてもらってなく、ビハインド時にも8登板していて、まだまだお試し期間かもしれない。
私が選ぶ代わりのクローザーは?
軽く調査した結果、チャップマン不在時にクローザーにお薦めするのは...2年目の若手ホルダーがベストではないだろうか?どーしてもベタンセスやクリッパードはセットアッパーの域を出ず、最強のセットアッパー=最強のクローザーにはなれないと個人的には思ってる。けど、おそらくジラルディ監督なら無難にベタンセスを選ぶんやろなぁ。ヤンキースのクローザーにも注目していこいうかと思います。
ほな