2015年のクオリファイング・オファー(QO)をまとめて復習する
ワールドシリーズが終了するとFA選手に5日以内にクオリファイング・オファー(以下QO)と言うものが発生する事があるらしい。は?何言うてるかほぼ分からん(笑)って事で2015年を振り返りながらめじゃる。
ざっくりゆーと、FA選手(フリーエージェント=自由契約)要は契約が切れる選手に前所属チームが出すオファーがQOだ。しかも年数と年俸は固定されている。年数は単年で固定されて、2015年は1年$15.8Mだった。ちなみに2016年は1年$17.2Mとなっている。高くね?まーだから全員に出す訳では無く欲しいと思った選手に出す訳だ。うむむ、何となく分かって来たよーな気がするけど微妙なんですけど続けるかな。
QOは選手側はデメリットしかない?
FAになった選手は望むのはやっぱし大型複数年契約をしたいと思われる。だって10年契約して1年目からケガして働かなくてもお金は貰い続けれるんやから。QOは単年契約って決まってるから、多少お金良くても次も頑張らなければあかんやん。めんどいやん!サボりたいやん!って事。だから2012年からQO始まったんやが54人中3人しかOKしてないんだって。選手不利の謎制度やー(笑)
QOはチーム側には有利な事だらけ!
まずQO出すかどーかはチームで判断出来る。そして少々高いが単年契約なんで不良債権にもならない。断られて違うチームと契約したらそのチームの来年のドラフトで1番高い権利が貰える。メリットだらけ。私がGMだったら、別に要らんよーな選手にもQO出して断らせてドラフト権利を貰うってゆー裏技が使える!年俸が高まってる今はドラフトで良い選手取るってのはかなり重要な部分だからね。
2015年は初めて3人が受諾した!
マット・ウィータース、コルビー・ラスムス、ブレット・アンダーソンが初めて受けた。おそらく市場に出ても1年$15.8M以上の価値が無いと判断したのだろう。しかもQO選手はドラフト権利を取られるので権利剥奪を恐れたチームはうかつに手を出さず、下手したら契約してくれないって事もあり得るからだ。ちなみに断っても同チームと契約可能。受けたほーが良かった選手もチラホラおるな。
QOは助っ人選手には適用されない!
QOの条件のひとつに「シーズン中に移籍していない事」がある。今季カブスに途中移籍しFAとなるチャップマンだが、彼にはQOを出すことは出来ない。まー獲得の際に有望なマイナー選手を放出しているはずなのでそこは勘弁したろって事だろ。だからFA選手を集めてドラフト権利を獲得するって裏技は出来ないようになっとる。ルールを決める人はいろいろ考えやなあかんでめんどくさいやろな。
ドラフト10位以内は保護されていた
これまた合法の裏技?ドラフト10位以内=今シーズン21~30位の弱いチームは勘弁したろってさ。その代り2番目に高い権利は取る。だから弱いチームはQO選手を若干取りやすくはなってる。ほんの少しやけどね。結局このシステムの根本は戦力均衡にあるっぽい。弱いチームは強く、強いチームは弱くなるように。まー、そやからカブスの呪いも解けそうになっとるんやで効果はあるって事かな。
まとめ
えーっと、結局QOを受けるギリギリの選手が凄い微妙な立場に陥るって事かな?ドラフト取られるってのがでかい。でさ、QOを断って複数年契約した選手ってそこそこ微妙な成績じゃね?グレインキーfWAR2.2とかアップトン1.4とかヘイワード1.6とか。な、サボるやろ(笑)QOほどの価値すら無い訳で...。結果論やけど複数年契約って絶対チームにとって害のような気がするんやけどなー。経営ってムズイ。
ほな