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タイガース

最弱打線の筆頭タイガースに復興の兆し!?最強チームから二人ゲットし、ちょっとはマシになった打線

何かの記事で2020年の最強打線はヤンキース、ツインズ、アストロズ、レッドソックスが4強だ!!みたいなのを読みました。

そもそも2019年最強トップ5ぐらいだったので当たり前やん。前年強かったところはよっぽどのことが無い限次の年も強い、それは常識ですよね。

じゃあ逆に2019年最弱チームはちょっとはマシになったのか?

あんまり取り上げられることの少ない最弱チーム。その中から1チームピックアップして調査したら、それなりに復興の兆しがありそうでしたのでめじゃる。

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2019年最弱チームはタイガースだった

打撃、走塁、守備を含めたfWAR(野手)で確認すると、2019年最強チームトップ5は1位アストロズ、2位ドジャース、3位ヤンキース、4位ツインズ、5位アスレチックス。ま、アスレチックス以外はイメージとぴったりなところ。ちなみに6位はレッドソックスだった。

これを打撃に特化したOPSで確認すると、1位アストロズ、2位ツインズ、3位ヤンキース。そうですよね、この3強ですよね。昨年メジャーを見てきた人なら感覚で分かるレベルです。

じゃあ弱小は?イメージ的にはマーリンズですが...

確かにチームOPSで確認すると30位マーリンズ、29位タイガース、28位ジャイアンツとなったのですが、fWAR的には30位タイガース、29位マーリンズ、28位オリオールズだったんです。特にタイガースのチームfWARは...-2.6!!全員マイナーリーガーと入れ替えた方がいいんちゃう!?ってレベルでした。

酷いねーこれ。

今回は2強3弱とも言われているナリーグ中地区で114敗の最下位を記録したデトロイト・タイガースについて調べてみました。

下位打線よりも弱いタイガースの主軸

元三冠王で殿堂入り間違いなしとも言われるミゲル・カブレラのいるタイガースがまさかこんなに弱いとは、ちょっとビックリ。タイガースの打撃データを見てみるとなかなかヤバい状態でした。

2019年のタイガース打線の上位1-2番、主軸3-6番、下位7-9番(投手除く)の3つのグループ別にOPSを確認したところ

上位1-2番 OPS.697
主軸3-6番 OPS.693
下位7-9番 OPS.659

OPS.700以上が並と言われる基準に対し、主軸と言われる打撃の要の3-6番打者のOPS.693。さすが最弱クラスのタイガース。主軸ですら平均以下の打力しかない。

ちなみにこれがヤンキースとなると...
上位1-2番 OPS.890
主軸3-6番 OPS.801
下位7-9番 OPS.831

下位打線ですらタイガースの主軸を凌ぐ最強打線!!なんだこのチート打線は!ほんとタイガースにもこの打力を分けてあげたいところ。

ざっくり調べたらタイガースの主軸はヤンキースの下位打線より弱いってことが分かりました。

300ホーマーの最強打線より2ゲット

弱かった、いや弱すぎたタイガース打線にも復興の兆しが現れた。

この2019-20年オフに一塁手CJ・クロン、二塁手ジョナサン・スコープ、そして捕手オースティン・ロマインを獲得したのだ。その結果、タイガースの主軸はこうなった。

3番DH ミゲル・カブレラ
4番一塁 CJ・クロン
5番左翼 クリスティン・スチュワート
6番二塁 ジョナサン・スコープ

しかもクロンとスコープの二人は、あのチーム本塁打記録を塗り替えたツインズに所属してきた選手。これは期待出来る。

ちょっとはマシな主軸にはなったかも

2020年タイガースの主軸はこんな感じ。名前の横にOPSの格付けランクをアルファベットで表記してみました。

3番ミゲル・カブレラ ランクD
2019年は136試合、549打席と規定打席には到達したが、12本塁打で明らかにパワーは激減。打率はまだまだ.282を記録し、出塁率も.346と高いが、OPS.744との成績。3番としては物足りない。

4番CJ・クロン ランクC
さすが元ツインズの正一塁手と言うべきか、2019年は125試合、499打席だったが、25ホーマーで78打点。打率は.253で出塁率も.311だったが、OPS.780。タイガースではなかなか見れない打撃レベルだ。弱小の4番って感じか。

5番や7番の多かったクロンは、棒立ちからのホームランが魅力的。ジャースのベリンジャーと似たタイプだ。

5番クリスティン・スチュワート ランクE
まだまだ2年目の期待の若手。2019年は104試合、416打席で規定未達。10本塁打しか打てず、打率.233/出塁率.305と主軸としては微妙なOPS.693。主軸で唯一の左打者。それでも対右OPS.702と5番の成績ではないか。

6番ジョナサン・スコープ ランクC
これまた元ツインズの正二塁手。2019年は121試合、464打席だったが、23ホーマーというパワーヒッター。打率は.256、出塁率.304と正直微妙ではあるが、OPS.777。タイガースに来たら頼れる主砲になれる存在。

ツインズでは7番、8番の下位打線が多かったけどね。下位で20発打ってこの飛距離!怖すぎるでしょ。

多少破壊力が増したのは間違いない。タイガースの主軸もちょっとはマシな打線になったのかも知れないね。

omio
omio
2011年から4年連続地区優勝を遂げたタイガースが、ここ5年で3回の最下位。そして歴代ワースト2位となる114敗を記録。何とか巻き返して欲しいところだ

ほな

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