2020年ジャイアンツのローテーション候補を5人まとめたが微妙すぎ。捕手ポージーの踏ん張りどころ!
2020/03/30
2010年代、もっとも強かったチームと言えば「サンフランシスコ・ジャイアンツ」になるだろう。
先発バンガーナーと捕手ポージーが揃って本格デビューし、地区優勝こそ2回しかなくポストシーズンに出場したのも4回だけだったが、そのうち3回をワールドシリーズ優勝した勝負強さは圧倒的だった。
しかしここ4年間は不甲斐ない状態で、このオフに時代を築いた先発バンガーナーも移籍してしまった。
そんなジャイアンツに明日はあるのか?バンガーナー無き今、ジャイアンツのローテーション候補はどんな選手がいるのかまとめましたのでめじゃる。
黄金時代に球を受け続けた捕手ポージー
先発ローテーションを紹介する前に、黄金時代を築いた捕手ポージーを忘れてはならない。2005年から2009年までのジャイアンツは5年連続地区3位以下という弱小チームを救ったのはポージーだった。
2010年108試合に出場し打率.305、18ホーマーを記録し新人王に輝いたポージー。今では絶滅危惧種にも認定されそうな首位打者が狙える高打率の捕手。
2012年には打率.336で首位打者を獲得しMVPにもなっており、本塁打は24、出塁率は.408でOPS.957。OPS+ではリーグトップとなる+171を記録した。
2014年はオールスターこそ逃したが、打率.311、22本塁打、OPS.854でSS賞を受賞。この2014年以外は2012年~2018年までの7年間で6度のオールスターに選ばれている球界屈指の捕手。
現役で一番投手を抱いた捕手ではないだろうか?ポージー恐るべし。
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— SFGiants (@SFGiants) March 26, 2020
2020年ジャイアンツのローテーション候補
トルネード投法の野茂似クエト
一応2020年のエース先発ローテーション1番手となるのが、技巧派右腕ジョニー・クエトになるのだろう。
初めて見たときには少し笑ったもんだが投球フォームが面白い。イメージでは野茂のモノマネをする小学生(プリプリケツを動かす)みたいなところから剛速球を投げる。今では速球の平均91.2マイル程度だがタイミングを外してくるのが打ちずらそう。
2019年成績は4先発16.0イニングを投げて、1勝2敗の防御率5.06。キャリアハイでは20勝で防御率2.25、サイヤング賞2位にも入った男だ。
Thank god for @JohnnyCueto pic.twitter.com/VRHWmJeaFc
— Coach James Corns Jr. (@JamesCornsJr) March 28, 2020
サメなの?シャークと言う名のサマージャ
2020年の先発ローテーションの2番手候補となるのが、本格派右腕ジェフ・サマージャになるのだろう。
どうでもいい話だが確かニックネームは「シャーク」。2019年バンガーナー以外では唯一規定投球回に達した男。もう12年もメジャーでやっているが、二桁勝利はたったの3回。通算80勝104敗で負けても投げ続けるのはある意味カイブツだろ。
2019年成績は32先発181.1イニングを投げて、11勝12敗の防御率3.52。キャリアワーストでは15敗もした男が、34歳にして開花寸前か。
Jeff Samardzija tossed 6 shutout innings, allowing just 4 hits & striking out 5 batters in his final start of the season. Shark's quality start unlocks an exclusive offer for #SFGiants fans: https://t.co/zVLZxQbFoO Powered by @Biofreeze, available at #Safeway. #FeelNoLimits pic.twitter.com/X03DuOaq8M
— SFGiants (@SFGiants) September 26, 2019
スプリッターで開花したゴースマン
2020年の先発ローテーションの3番手候補となるのが、ややサイドスロー気味の右腕ケビン・ゴースマンになるのだろう。
このオフにレッズから移籍したゴースマン、防御率は悪くなってしまったが奪三振率は一気に上昇し10.0。その理由は変化球をほぼ1球種に絞った事みたいで、今の配球は速球56%、そしてスプリットを40%。
2019年成績は17先発181.1イニングを投げて、3勝9敗の防御率5.72。キャリアハイではオリオールズ時代の11勝が最高か。地味に3者3球三振のある意味トリプルスリーを記録(イマキュレイトイニング)
Kevin Gausman threw an immaculate inning pic.twitter.com/pqCXg8JOuu
— Quarantine Bros (@BaseballBros) August 18, 2019
QSって美味しいの?みたいなスマイリー
2020年の先発ローテーションの4番手候補となるのが、貴重な左腕ドリュー・スマイリーになるのだろう。
このオフにフィリーズからFAとなっていたのをジャイアンツが獲得し移籍となったスマイリー。25登板して4失点以上取られたのが実に14試合もある。クオリティスタートって何それ?って言わんばかりの投手だ。
2019年成績は21先発1114.0イニングを投げて、4勝7敗の防御率6.24。キャリアハイでも二桁勝利はないやや二流レベルの選手だろう。
#ProHogs | Drew Smyly dominated in his home opener at Citizens Bank Park, throwing 7 shutout innings against a Giants team that has been red hot since the All-Star Break.
7.0 IP, 4 H, 0 R, 1 B, 5 K
📄: https://t.co/2SUSfcrX2f pic.twitter.com/xDlD3SXk5a
— Ryan Folkes (@RyanFolkes) July 31, 2019
バンガーナーの後釜?左腕スアレス
2020年の先発ローテーションの最後5番手候補となるのが、若手左腕アンドリュー・スアレスになるのだろう。
2018年デビューし29先発で7勝13敗、防御率4.49に終わった。2019年成績は2先発32.2イニングを投げて、0勝2敗の防御率5.79。おそらく先発としては崖っぷちの状態で、リリーフでもパッとしない成績だ。
2015年ドラフト2巡目、全体61位のポテンシャルがあるので開花したいところ。コントロールさえ治ればそこそこイケそうな気がするんだが、バンガーナーと比べると利き腕ぐらいしか見るところがないな。
"He knows what he's doing out there, so it's good to see him come up here and get off to a good start"#SFGiants No. 10 prospect Andrew Suarez picked up his first @MLB win after throwing 5 1/3 solid innings: https://t.co/Td1RMZhPEx pic.twitter.com/lHegSbN7pu
— MLB Pipeline (@MLBPipeline) May 7, 2018
1、右腕ジョニー・クエト
2、右腕ジェフ・サマージャ
3、右腕ケビン・ゴースマン
4、左腕ドリュー・スマイリー
5、左腕アンドリュー・スアレス
この連中を相手に世界一が見えるか?というと100%無理だろう。そもそも捕手ポージーですら平均以下になりつつあるというのに4番だし。ま、新加入のゴースマン、スマイリーがどれだけ活躍出来るのかが見どころですね。
ほな