エンジェルスが正捕手にカストロを獲得!個人的にはスタッシのが優秀カモなので大谷の女房役はスタッシでお願い
2020/01/09
エンジェルスのデプスチャートがおもろい事になってます。
先発1番手(いわゆるエース)が大谷翔平、そしてDHの1番手もまた大谷翔平。本気の二刀流過ぎるでしょ!って思わずツッコミたくなる状態ですね。
エンジェルスはこのオフ最強の三塁手レンドーンを獲得し、中堅には最強選手トラウト、一塁には殿堂入り間違いなしのプホルス、遊撃手には守備職人シモンズ、そして二刀流大谷など。凄いメンツが揃ってます。
ただ...捕手はちょっと格落ちかなーって思ってました。いや、格落ちどころかこの捕手たちでホントに行くの?ってレベルです。
さすがにエンジェルスも同じ考えだったのか、ここへ来て急遽ベテラン捕手を獲得したようだ。しかもなかなかの強豪チームでやってた選手です。
今回はエンジェルスがベテラン捕手を獲得したようですので、そいつは誰なのか?ホントに使えるのか?ってのを見ときましたのでめじゃる。
2020年のエンジェルスの正捕手はカストロ
2019年開幕捕手のルクロイはシーズン途中でカブスに移籍し、後半戦はスタッシ、ベンブーム、スミスを中心に回していたが、第二捕手として出場していたケバン・スミスは12月2日にFAになっていた。スミスももうない。
そこで当初の予定では2020年エンジェルスの捕手はスタッシ、ベンブームという二人で予定されていたようなのだが、そのスタッシはどうも腰が悪かったらしく、2019年9月3日からメジャー出場していなかった。
そこでエンジェルスが目を付けたのが、元アストロズ、そしてツインズとなど強豪チームに所属していたジェイソン・カストロだった。そのベテランを1年契約でゲット。
予定ではエンジェルスの正捕手扱い。カストロって確かそこそこ凄いんじゃなかったっけ?
The #Angels have agreed to terms on a one-year contract with C Jason Castro.
Welcome to the Halos, @J_Castro15! pic.twitter.com/FRSVHne3Uy
— Los Angeles Angels (@Angels) January 7, 2020
正捕手カストロと言われてもちょっと微妙
エンジェルが抱くジェイソン・カストロとは「カストロは堅実なディフェンダーと見なしており、右腰の手術から回復しているスタッシよりも攻撃力が高い」だって、ホンマかいな。
2015年アストロズ時代にDRS+11、2017年ツインズ時代に+10を記録していたが、2019年はDRS-7で、そんなに守備がいいとは思えん。盗塁阻止率も通算26%でリーグ平均並み。2019年は19%とお世辞にもいいとは言えない成績だった。フレーミング能力は+2と平均以上ではあるみたい。
2019年の打撃力は、打率.232/出塁率.332/長打率.435でOPS.767。13ホーマーでそこそこ打てるのかなー?って感じだが、通算OPS.703で並以下の打撃ではある。左打ちで、キャリア通算対右OPS.750/対左.553。クソほど左が苦手。
言うほど打撃も期待出来そうにないけどね。
ちなみに2019年ツインズ時代ではガーバーとコンビを組んでシーズンを戦ったが、ガーバーの防御率3.89に対し、カストロは4.52。ちょっと大谷の女房役では不安だなー、そんなに打てないし。
Jason Castro launches home run No. 225 for the @Twins, tying the franchise's all-time home run mark 🔥 pic.twitter.com/Mvz0mIN4y4
— FOX Sports North (@fsnorth) August 10, 2019
スタッシのフレーミング能力は侮れん
一方、カストロと契約した事によってエンジェルの正捕手の座を奪われそうなのがマックス・スタッシという選手。前述でもあるように前年9月よりお休み頂いている病み上がりなのは事実。
2019年もエンジェルスの捕手として先発したのは18試合で、シーズン途中までは強豪アストロズの選手。ただし年間162試合で80試合以上出場したのは2018年だけだった(7年間メジャーにいるのにね)
唯一まともに出場した2018年の打撃成績は、打率.226/出塁率.316/長打率.394でOPS.710。カストロと比べても目クソ鼻クソ状態。どちらも攻撃力が高いとは言えなさそうだ。ちなみにスタッシは右打ちだが、キャリア通算対右OPS.642/対左.556で、どっちもクソほど打てないんです。
守備の話をすると、2018年アストロズ時代のDRS+9で優秀だが、盗塁阻止率は平均以下の通算24%。いまいち微妙かなーって思ってたが、2019年のフレーミング能力は出場試合数も少なく+6程度だったが、2018年は+10でメジャー全体2位。優秀過ぎる。
情報として、2018年のスタッシの防御率は3.36。第二捕手マキャンが2.53、第三捕手マルドナードが3.21っていう実績が...これが何を意味するのか。
2019年5月2日 MIN×HOU
HOU Max Stassi フレーミング集本日はHOUスタッシのフレーミングをどうぞ。
彼のフレーミングも非常にうまいかと。
低めのフレーミングなんかは特に。変化球も
軌道を先回りして捕球しています。 pic.twitter.com/4WrNWOi2z4— マーカス・鷺ヌーマン@MLB動画垢 (@L_1_5_6) May 4, 2019
トータルすると、大谷の女房役はフレーミング能力が高いスタッシのが良さそうに見えるのは私だけでしょうか。是非ともスタッシで行ってほしいところだ。
ほな