一足先にヤンキースが地区シリーズ勝利!ナリーグは大混戦のドロー。そして王者アストロズ初めての敗北。NLDS4,ALDS3の試合結果はどうだった?
2019/10/09
2019年10月7日、今日が2019年のポストシーズンで4試合が行われる最後の日となるかも知れません。すでにリーチが4チーム(ブレーブス、ドジャース、アストロズ、ヤンキース)ありますから。
NLDSゲーム4
カーディナルス〇vs〇〇ブレーブス
ナショナルズ〇vs〇〇ドジャース
ALDSゲーム3
レイズvs〇〇アストロズ
ツインズvs〇〇ヤンキース
カーディナルスの先発はハドソン。24歳だが防御率3.35で16勝7敗はチーム最多で4番手として登板するが期待出来る。ブレーブスの先発はカイケル。ゲーム1でも登板し4.2回を1失点で乗り切ったが、後続が打たれて負けただけ。
ナショナルズの先発はシャーザー。ブルワーズとのワイルドカードに登板し5.0回を3失点(立ち上がりを狙われた)といまいちの結果なのが不安。ドジャースの先発はヒル。今季13先発しかしていないが防御率2.45。平均4.5回しか投げず、早めの継投が予想される。
レイズの先発はモートン。レイズ唯一の二桁勝利投手にして16勝6敗、防御率3.05と優秀。アストロズの先発はグレインキー。ダイヤモンドバックス時代と変わらぬ実力で、アストロズに来てからは8勝1敗、防御率3.05。ここで勝つために雇われた選手だし。
ツインズの先発はオッドリッジ。ツインズの先発の中ではホームランを比較的打たれていない選手。ヤンキースの先発はセベリーノ。シーズン中はエースだがポストシーズンではぼこぼこに打たれるイメージだが大丈夫だろうか?
私の予想はブレーブス、ドジャース、そしてアストロズ、ヤンキース。今日3チームぐらい決まりそうですが...どうでしょうね。ではナリーグディビジョンシリーズゲーム4、アリーグディビジョンシリーズゲーム3の試合結果をめじゃる。
アストロズ3連勝ならず、レイズ勝利!
アストロズの先発はザック・グレインキー。3人目のエースといってもいいぐらいの元サイヤング賞投手。2019年トータルは18勝5敗、防御率2.93。アストロズに来てからは8勝1敗で防御率3.02だ。
正直もうアストロズの勝利は確定。気になるのは無失点で切り抜けるかどうかだった。そんなグレインキーに期待を寄せる私だったのだが...
What a game. #StayHungry pic.twitter.com/IiNL2fiBuK
— Tampa Bay Rays (@RaysBaseball) October 7, 2019
2回、キーアマイアーの3ランホームランで3失点。3回、チョイのソロホームランで4失点目。4回、ロウのソロホームランで5失点目!わずか3.2回でグレインキーを引きずり降ろした。
4回はまだ終わらず、メドウズが2点タイムリーで7点目、ファムも追加点で8点目。6回にはアダムスのホームランで9点目、7回にはダーノウの犠牲フライで10点目となった。
結果3-10でレイズの勝利。
ゲーム1:×TBグラスノーvsバーランダーHOU〇
ゲーム2:×TBスネルvsコールHOU〇
ゲーム3:〇TBモートンvsグレインキーHOU×
ゲーム4:TBカスティーヨvsバーランダーHOU
これで2勝1敗でアストロズのリーチは変わらないが、レイズは首の皮一枚つながった。ゲーム4のレイズの先発はカスティーヨとの噂。得意のオープナーで勝利を手に出来るのか?
ここまで来たら、ゲーム4もレイズ!アストロズの体力を奪ってほしい。
延長10回の逆転劇で、カーディナルス勝利!
カーディナルスの先発はダコタ・ハドソン。名前は知らないが2年目のチーム最多勝(16勝)投手。防御率3.35とまーまーの選手だが、86もの四球を与えたコントロールに難あり。この制球力がどう出るのか?
心配されたハドソンは無難に立ち上がり、1回裏にはゴールドシュミット、オスーナの2者連続ホームランで先制!4回にはオスーナの2打席連続ホームランで4回終了時には1-3だった。
カーディナルス勝てそうな予感...っと思いきや、5回エラーやホームランで4-3と逆転を許してしまう。
そんな敗戦濃厚な時に頼りになるのがベテラン捕手モリーナ。1点を追う8回裏、2アウト二塁での初球...
🗣 YADI PLAYS LOUD pic.twitter.com/ltzMnOYWcH
— St. Louis Cardinals (@Cardinals) October 7, 2019
一塁フリーマンの頭を超す同点タイムリーを打ったのだ!これが10年ポストシーズンを戦った男。36歳にしてまだまだ怖い選手。
結局、4-4の同点で9回では決着付かずに延長戦。試合を決めたのはやっぱりベテラン捕手モリーナだった。
WHO ELSE?! 🐐 pic.twitter.com/zKq8msNJer
— St. Louis Cardinals (@Cardinals) October 7, 2019
1アウトランナー一三塁で犠牲フライでサヨナラ!!これがワールドシリーズ4回経験者、そして2回優勝した男。やはり土壇場での力が凄い。
結果4-5でカーディナルスの勝利。
ゲーム1:〇STLマイコラスvsカイケルATL×
ゲーム2:×STLフラハティvsフォルティネビッチATL〇
ゲーム3:×STLウェインライトvsソロカATL〇
ゲーム4:〇STLハドソンvsカイケルATL×
ゲーム5:STLフラハティvsフォルティネビッチATL
これで2勝2敗のドロー。ゲーム5はゲーム2の再来、フラハティvsフォルティネビッチ。このままいくと...
やはり最終的にゲーム5はブレーブスが持っていくのか?
シャーザー快投、レンドーン3打点でナショナルズ勝利!
ナショナルズの先発はマックス・シャーザー。もはや説明要らずの奪三振率12.7はリーグトップ。2013年以降毎年サイヤング賞5位以内に入った実力は相当なもの。
初回、いきなり3番ターナーにソロホームランを打たれたのでやっぱドジャースかーって気持ちになったんだけれども...
And there is only one thing that we say to Death...
NOT TODAY.@GameOfThrones // #STAYINTHEFIGHT pic.twitter.com/zVSyf1ZBHa
— Washington Nationals (@Nationals) October 8, 2019
シャーザーは7.0回を被安打4、3四球の7奪三振。失点はこのホームランの1点で抑えた。
そして攻撃では3回裏、1アウト満塁で3番レンドーンが犠牲フライで1点。5回裏には1アウト二塁でまたも3番レンドーンがタイムリーヒット。そしてジマーマンの3ランも飛び出し、一気に1-5と4点差を付ける。
6回にはまたも1アウト三塁でレンドーン。またまた犠牲フライで1点。
ジマーマンの3ランほどのインパクトはないが、レンドーンの地味さ加減が引き立つ試合内容だった。
結果1-6でナショナルズの勝利。
ゲーム1:〇LADビューラーvsコービンWSN×
ゲーム2:×LADカーショウvsストラスバーグWSN〇
ゲーム3:〇LADリュvsサンチェスWSN×
ゲーム4:×LADヒルvsシャーザーWSN〇
ゲーム2:LADビューラーvsストラスバーグWSN
これで2勝2敗で両チームともリーチ。最後はお互い勝利しているビューラーとストラスバーグの戦い。これは最後まで気が抜けない。
さてと、この投手王国対決はどっちに分があるのか正直不明だが、ゲーム5はドジャース勝利に期待したい。
3連勝ヤンキース!エースセベリーノでも勝利し地区シリーズ突破!
ヤンキースの先発はルイス・セベリーノ。個人的にはヤンキースの中で一番不安な先発かも知れない。さすがにツインズ勝つかも知れんなーって思ってたのは内緒の話。
しかしやっぱり仲間が強い。2回にはトーレスのソロホームラン!3回にはガードナーのタイムリー!7回にはグレゴリアスのタイムリー!9回にもメイビンのソロ、グレゴリアスのタイムリーで結局5点。
心配されたセベリーノは、2回ノーアウト満塁の大ピンチをギリ無失点。3回には2アウト一二塁の場面も無失点と怖い場面が2度ほどあったが何とか切り抜け、4.0回を2四球、4奪三振の無失点で降板。
その後、ケインリーからのオッタビーノ、グリーン、ブリットン、そしてチャップマンと惜しげもなく投手を継ぎ込み...
You'll see us in the CS. #NextManUp pic.twitter.com/JDcfHHhmqn
— New York Yankees (@Yankees) October 8, 2019
結果5-1でヤンキースの勝利。
ゲーム1:×MINベリオスvsパクストンNYY〇
ゲーム2:×MINドブナックvs田中将大NYY〇
ゲーム3:×MINオッドリッジvsセベリーノNYY〇
これで3勝0敗でヤンキースがリーグチャンピオンシップ(略してLCS)へコマを進めた。
ツインズは自慢の打力を発揮できなかった。取れた点は4点、2点、1点。ポランコ、クルーズ、サノー、ロザリオだけがホームランを打てた、ただそれだけ。もうちょっとホームラン合戦になることを期待していたのだが、残念。
さてヤンキース、休養いっぱいで対戦するのはアストロズ?それともレイズ?

ほな