だからキンブレルはやめておけと言ったのに！大事な試合でセーブ失敗するカブス。もう終わりだろ
優勝が決まってないのは中地区ぐらいか(アストロズは強すぎるから置いといて)
アリーグ、ナリーグともに中地区は接戦を繰り広げており、特にナリーグはナショナルズ、ブルワーズ、そしてカブスはどう転ぶか分からない状態です。1戦1戦がもう大事すぎる試合、落としてもいい試合などない。
そんな時に活躍するのがクローザーですよね。
セーブの条件の一番有名なのが「3点以内で1イニング以上投げる」。これは相当ぬるい条件です。先発のクオリティースタートというのは6回を投げて3失点以内ですから、それと比べるとヌルヌル。
やはり各チームのクローザーと呼ばれる選手、しかもポストシーズンを戦おうとするチームのクローザーはぴしゃりと抑えるのが最低限のお仕事。
今回、そのポストシーズンを狙おうというチームのクローザーがしでかしちゃったのでめじゃる。
キンブレルはただの凡人以下だった？
2018年の世界一チームレッドソックスのクローザーだったクレイグ・キンブレル。31歳にして346セーブを記録している素晴らしい選手だ。
ブレーブス時代には4年連続セーブ王に輝き、ここ10年の平均奪三振率は14.6と驚異的。ただレッドソックスに来てからの3年間、ちょっと不安定な時もあったのは事実。
その影響かオフにFAになったのになかなか買い手が付かず、2019年6月27日にカブスに拾われやっと初登板。取りあえず初戦は無失点でみんなをホッとさせたのは記憶に新しい。
個人的にはキンブレルはお勧めしないなーって思ってたのが正夢となった。
Looks like Kimbrel was taking my 101 in Blown Saves seriously
Looking like his normal self
— Scuffy (@ScuffyMcGeeTV) September 21, 2019
優勝、いや最低でもポストシーズンに行かなければならないカブス。そのクローザーとしての役割を果たすために雇われたキンブレルの今季成績は...
0勝3敗←キンブレルで負けた試合は3つ
防御率5.95←クローザーとしては失格
四球率5.0←ノーコン
奪三振率12.8←ま、優秀なほうだ
ざっくりいうと、優勝チームどころか弱小チームにもいらないただの高給取りのノーコンクローザーだった。こんなこっちゃ大事な試合にキンブレルを使いたくないレベル。これでは凡人以下だよ...。
たった2球で試合をある意味終わらしたキンブレル
9月21日、大事な大事な首位カーディナルスとの1戦。ここは絶対に負けられない戦いがあった。
試合は乱打戦。初回、カーディナルスの先発ハドソンの不調で押し出し四球で2点、犠牲フライで1点もらったが、相手の主砲ゴールドシュミットの活躍で試合はシーソーゲーム。8回裏を終わって7－8の1点リードで9回を迎える。
当然ながらも不調とはいえカブスのクローザーはキンブレル。ここで使わなければどこで使うんだ！っていう当たり前の場面。3番ゴールドシュミットOPS.811、4番オスーナOPS.808とひとまず8回までに怖い打者は終わっていた。
ま、なんとかなるか...
そんなカブスファンの心配をよそに期待を外さないキンブレル。
同点弾のベテラン捕手モリーナの1発
YADIER MOLINA! 🐐 pic.twitter.com/fl7n3sflv3
— St. Louis Cardinals (@Cardinals) September 21, 2019
5番モリーナへの初球。高めにハズれた97.3マイルのフォーシームをレフトスタンドへ叩き込んだ！これで同点。ボール高いって。
今年のモリーナは引退も近くOPS.699と全然打撃では貢献出来ていない。もちろん守備では凄いからチームは強いのだろうがホームランは8本だけだった。
そんな選手に同点弾を打たれるクローザー。これは世界一を見据えるには心細い存在。これでセーブ失敗です、お疲れ様でした。
そして逆転弾の遊撃デヨングの1発
BACK-TO-BACK TO START THE 9TH! 💪 pic.twitter.com/MAsA4M07hH
— St. Louis Cardinals (@Cardinals) September 21, 2019
6番デヨングへの初球。高めギリギリのストライクゾーンに96.2マイルのフォーシームを投げ込むも、ほぼ同じところのレフトスタンドへ叩き込まれた！これで逆転。だからボール高いって。
デヨングはOPSこそ.758とそこまで高くはなかったが、ホームランだけはコンスタントに打っており、ゴールドシュミット31本、オスーナ28本、そしてデヨング27本とチーム3位の強打者。チームとしてはデヨングを5番に据えた方が怖いとは思うのだが...これもまた謎の采配があるのでしょう。
彼はホームランを打つ能力があるとはいえ6番打者に逆転弾を打たれるクローザー。これはもうクローザー引退でしょ！大事な試合で使ってくれないレベルですよ。
たった2球で試合を終わらせたキンブレル←勝ったとはいっていない。ある意味最強のクローザー(終わらし屋)だった。これでカブスは3.0ゲーム差か...シーズンも終わったな。
キンブレルは好きだった選手なだけに、来季、カブスをポストシーズンに連れてって！って感じで期待しましょう。
ほな