フィリーズの捕手リアルミュートの送球が早過ぎると話題!ポップタイムは驚異の1.76
元マーリンズの捕手JT・リアルミュートが話題になってます。
リアルミュートと言えばシルバースラッガー賞も受賞した経験のある打てる捕手。そしてオールスターにも選ばれ、さらに走れる捕手としても有名な選手。
捕手なのに二桁盗塁とかしちゃうんだよ!捕手なのに1番とか打っちゃうんだよ!(フィリーズに来てからは5番が多くなってしまったが...)
そんな打てて走れる捕手のイメージが強いフィリーズの正捕手JT・リアルミュート。彼は打撃だけではなく守備も凄いと話題になってました。噂によるとポップタイムがなんたらかんたら...
今回はリアルミュートのポップタイムが凄いってことについてめじゃる。
リアルミュートからは走れまてん
昨年2018年のリアルミュートの肩の評価は「54」。これは決して高い数字ではない。2015年には「64」、2016年には「57」と平均並み。要は並以上の評価だ。
盗塁は基本的に72~73%の確率で成功している。逆に言えば捕手は27~28%の間で失敗させれば平均並みだということになる。
ちなみにリアルミュートの盗塁阻止率はこんな感じ。
2014年 盗塁阻止率20%
2015年 27%
2016年 35%
2017年 32%
2018年 38%
2019年 48%!?
2015年には並だった盗塁阻止率はすでにリーグトップの48%に到達。そもそも盗塁するヤツは足に自信がある選手しかいない。それなのに約半分は失敗に終わらせる阻止率。
その要因がこれだ!
Don’t run on Realmuto. #Statcast pic.twitter.com/WE7UtTxsxx
— MLB (@MLB) August 27, 2019
ポップタイム 1.76秒!
肩力 87.0mph!
たった0.46秒で投げ返す!
ポップタイムというのは送球時間みたいなもので、捕手が補給してから相手野手(この場合二塁にいる選手)に送球が到達するまでの時間。この1.76はかなり早いらしい。
リアルミュートからは走れまてんだな。
盗塁阻止に必要な指標のトップ5は?
盗塁阻止に必要なのは、Armと呼ばれる肩の力。そしてExchangeと呼ばれる取ってから投げるまでの早さ。このふたつが重要です。
ここまでの2019年捕手ランキングを見て行きましょうか。
肩の力が凄い捕手TOP5
1.SD フランシスコ・メヒーア 89.0
2.MIA ホルヘ・アルファロ 88.0
3.NYY ゲイリー・サンチェス 87.9
4.PHI JT・リアルミュート 87.6
5.HOU マーティン・マルドナルド 86.7
送球の早さの平均球速は87.6で4位にランクインしたリアルミュート。全然遅くないじゃん!って結果となりました。
投げ返すのが凄い捕手TOP5
1.CHW ウェリントン・カスティーヨ 0.63
2.DET ジェイク・ロジャース 0.64
2.COL トニー・ウォルター 0.64
4.MIA マニー・ピーニャ 0.65
4.BOS サンディ・レオン 0.65
投げ返すの平均速度が早いのはホワイトソックスの捕手カスティーヨ。むしろこの辺のマニアックな指標は無名な選手ばっかとなりました。
ポップタイムが早い捕手TOP5
1.DET ジェイク・ロジャース 1.88
2.PHI JT・リアルミュート 1.89
3.CHC ウィルソン・コントレラス 1.92
3.PIT エリアス・ディアズ 1.92
3.SD オースティン・ヘッジ 1.92
結局トータルしてポップタイムが早いのはロジャース。しかしロジャースはあんまり数こなしてないんですよ。ってことで最強はリアルミュート!!メジャーナンバーワンのポップタイムを誇る今一番盗塁しにくい捕手ということで間違いなし。
忘れてはイケない打撃力
捕手という激務をこなしながらも規定打席に到達している捕手はたった4人。リアルミュート、グランダル、バスケス、ラモスだ。彼らは全員打撃力があり、ラモス以外はOPS.800を超える。
リアルミュートの打率.275/出塁率.331/長打率.474でOPS.804。19本塁打に79得点、68打点に7盗塁。十分主軸を張れる選手じゃなかろうか。
Former Carl Albert #okpreps JT Realmuto blasts his 19th home run of the season. That is his 4th in his last 5 games, the most in his career for 5 games. He also has 9 RBI, tying for the most over 5 games in his career. @ESPNStatsInfo pic.twitter.com/iTze7Ad34I
— I Was At The Game (@IWasAtTheGame) August 18, 2019
打撃守備走塁を含めた総合力ではリアルミュートがメジャーナンバーワン!といってもいいんじゃないかい。守備指標のDRSは+11でゴールデングラブ賞級なんだから。
※インディアンスの捕手ペレスDRS+21、ロイヤルズ→カブス→アストロズと電撃移籍を繰り返すマルドナルドがDRS+11なのは内緒にしておこうか。
ほな