投手王国メッツの先発シンダガードとウィーラー。トレードの噂のチームは?そもそもどんな選手だったっけ?
最強の投手王国のイメージが強いニューヨーク・メッツ。
2019年は47勝55敗でナリーグ西地区で4位。首位ブレーブスとは12.5ゲーム差で、ポストシーズンの可能性はたった6.2%。おそらく売り手となるのは目に見えてます。
やはり投手王国とあってか名前が挙がっているのは先発投手のノア・シンダガードとザック・ウィーラー。このふたりは何者なのか?トレードの噂のあるチームはどこなのか?ちょっと調べてみましたのでめじゃる。
メッツの投手王国っていつだっけ?
確かメッツは他チームが羨む投手王国って時期が確実にありました(わたしの記憶が正しければ)イメージ的には20代の若手先発投手が4人揃ってた気がします。さてそれっていつの時代だっけ?ちょっと昔のローテ(10先発以上)を確認しましょう。
/////2018年,地区4位/////
デグロム(30)10勝9敗、防御率1.70
ウィーラー(28)12勝7敗、防3.31
シンダガード(25)13勝4敗、防3.03
マッツ(27)5勝11敗、防3.97
バルガス(35)7勝9敗、防5.77
オズワルト(24)3勝3敗、防5.85
デグロムが最優秀防御率でサイヤング賞を受賞し、シンダガードが完封1回したが、この時期ではないな。この時期はせいぜいトリオの3本柱。
/////2017年,地区4位/////
デグロム(29)15勝10敗、防御率3.53
グセルマン(23)8勝7敗、防御率5.19
モンテロ(26)5勝11敗、防御率5.52
ルーゴ(27)7勝5敗、防御率4.71
ハービー(28)5勝7敗、防御率6.70
ウィーラー(27)3勝7敗、防5.21
マッツ(26)2勝7敗、防6.08
これは酷い。投手王国どころかダメダメローテーション。どんなときもデグロムが使えるの
が心強い。この時期はせいぜい一人相撲。
/////2016年,地区2位/////
コロン(43)15勝8敗、防御率3.43
シンダガード(23)14勝9敗、防2.60
デグロム(28)7勝8敗、防御率3.40
マッツ(25)9勝8敗、防3.40
ハービー(27)4勝10敗、防御率4.86
バレット(26)3勝8敗、防5.20
この時代にはコロンいたね。ベテランコロンが若手投手を引っ張ってたイメージ。この頃はデグロムよりシンダガードのが優秀だった。しかし、この時期はせいぜい2枚看板。この年マッツが新人王6位。
/////2015年,地区1位/////
コロン(42)14勝13敗、防御率4.16
デグロム(27)14勝8敗、防御率2.54
ハービー(26)13勝8敗、防御率2.71
ニース(28)9勝10敗、防御率4.13
シンダガード(22)9勝7敗、防3.24
これは凄い。二桁勝利が3人、防御率2点台が二人に、3点台が一人。この時期が投手王国ってイメージだったか?いや、しかしこのメンバーではなかった記憶※シンダガードのデビュー年で新人王4位。ちなみにマッツもデビュー。
/////2014年,地区2位/////
ウィーラー(24)11勝11敗、防3.54
コロン(41)15勝13敗、防御率4.09
ニース(27)9勝11敗、防御率3.40
デグロム(26)9勝6敗、防御率2.69
ジー(28)7勝8敗、防4.00
ウィーラーが2年目で2年間の休暇前(2015年、2016年は全休)。デグロムが新人王を獲得した年。確かに投手王国っぽいけれども...。
んー、わたしのイメージではデグロム、シンダガード、マッツ、ハービーの若手カルテット+ベテランコロンってイメージだったが、そんな時代は無かったのか。
今やメッツはアロンソの強打のイメージしかないでしょうけどね。
Outfielders need not move.
3⃣4⃣ for the ❄️🐻! pic.twitter.com/kkATW13wSl
— New York Mets (@Mets) July 27, 2019
メジャー全体22位のシンダガードはどこへ?
2014年から現在までのfWARランキングを確認したところ、メッツのメンバーはトップ30位内に二人も存在する。その二人が5位ジェイコブ・デグロムと22位ノア・シンダガードだ。
ちなみにシンダガードは2015年デビューなので、2015年から確認すると12位まで浮上し、デグロムがいなきゃ余裕のエースクラス。
平均98.2マイルの速球にシンカー、チェンジアップ、スライダー、カーブをほぼ均等に投げ分ける多彩な変化球投手。奪三振率こそ9.0と高くはないが、先発で9.0を超えてるので問題ないだろう。今年の調子は良くないが、基本的には防御率3点台前半以下の安定感のある投手。
最速FAは2022年。まだ3年も保有できるシンダガードはスーパー魅力的。
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— PointsBet Sportsbook (@PointsBetUSA) July 24, 2019
メジャー全体64位のウィーラーは?
2014年から現在までのfWARランキングを確認したところ、メッツのザック・ウィーラーは64位だった※15年16年は全休だったのにも関わらずだ。
平均97.1マイルの速球を信じて投げ込むスタイルで、その比率は58.5%。今メジャーで一番速球を投げる投手だ※皮肉にも一番速球を投げないのが同じ名前のザック・デービス(0.1%)という偶然。
ウィーラーの球種は速球にスライダー、カーブ、チェンジアップ。たまにスプリットというスタイル。今年7勝6敗で防御率4.71と微妙なところだが、FIP3.64なので今後のV字復帰は期待出来るとこ。
最速FAは2020年。レンタル選手となってしまうが、それまでに復活するかどうかが運命の分かれ道だ。
Zack Wheeler's 11Ks from last night (in 16 seconds). pic.twitter.com/SBfcQ75uRR
— Rob Friedman (@PitchingNinja) April 24, 2019
シンダガードがアストロズとの交渉が噂されていたが、どうも撤退ムード。さらにツインズとの交渉も微妙なところらしい。
その理由としてメッツとしてはシンダガードを放出し、調停前の若い先発投手を欲しがっていて、その若い投手を保有していそうなのがパドレス、ブレーブス、ドジャース、レイズ、ヤンキースら。
ツインズの1位、2位のトッププロスペクト遊撃ロイス・ルイス、外野手アレックス・キリルオフらが気になるらしいが、それはツインズが許さないだろうよ。

ほな