野球はひとりでは勝てないらしいが、ふたりなら勝てる！マリナーズの秘密兵器らをトレードにどうよ
トレードデッドラインも近づいて来てますね。
最近の噂ではジャイアンツの先発バンガーナー、ブルージェイズの先発ストローマン、レンジャーズの先発マイナー、さらにはダイヤモンドバックスの先発グレインキーまで名前があがってたような気がします。
やはり人気は先発投手ですね。試合を左右するのは投手ですから一枚強力な投手を獲得するだけで全然違うのでしょう。
そんな中、アリーグ西地区で最下位を記録し首位と22.5ゲーム差離れてしまっている弱小マリナーズから、お勧めとも言えるふたりがいます。先日の試合で大活躍していたようですのでめじゃる。
2ホーマー6打点の指名打者ボーゲルバック
マリナーズといえば打撃はそこそこの力を持っている印象で、チームOPSは.763でメジャーリーグ30球団全体でもちょうど15位。中の中の打撃力でした。
その打撃力の中心選手はエドウィン・エンカーナシオンでしたが、残念なことにヤンキースへ移籍。マリナーズは最強の打者を放出してしまっていました。
その後のマリナーズの主力といえば...指名打者ダニエル・ボーゲルバックという選手。足、肩、守備は使えないけれども打撃は超一流。まさに指名打者でしか生きる道のない26歳の若手です。
23本塁打はチームトップ！OPS.883はチームトップ！(エンカーナシオン無き今)
つい先日のエンジェルス戦で2安打2ホーマー6打点を記録したばかりです。
4th inning: 3-run homer
5th inning: 3-run homer
Absolute unit. 💪 💪 pic.twitter.com/rhZVNCpHcx
— MLB (@MLB) 2019年7月20日
4回裏まで均衡していた試合が、4番一塁でスタメン出場したボーゲルバックの一発で一気に試合を決めたのが印象的な試合でした。
エンジェルスの投手バリアは4回裏乱調し、2番クロフォード、3番サンタナを連続四球。そしてノーアウト一二塁、2ストライク1ボールからの4球目！ボーゲルバックに3ランホームランを浴びる。この回一気に5失点したバリアだったが降板せず。
5回裏、またしても1番スミス、3番サンタナに四球を与えた2ストライク1ボールからの4球目！右中間に3ランホームランを浴びる。
デジャブか！！
そもそも右投手に無類の強さを発揮しているボーゲルバック。VS右投手のOPS1.009(VS左投手はOPS.463だが)※この強さはイエリッチ、トラウト、ベリンジャーの3強+パイレーツのベルに次ぐメジャー5位。
プラトーンで使うには持って来いの選手ではないでしょうか？
9回シャットアウトの先発リーク
マリナーズといえば打撃はまーまーでしたが、投手力がダメダメ。チーム防御率は5.31でメジャーリーグ30球団全体で28位。下にはヒッターズパークのロッキーズと最弱オリオールズしかいない最低の投手力でした。
その中で唯一使えるといえば先発左腕マルコ・ゴンザレスぐらいですかね。2年連続二桁勝利が確定してますし...。と思いきやもうひとりいたんですよ。fWARではゴンザレスが2.0(rWAR1.4)で圧勝でしたが、rWARでは逆転する投手がいました。
それが...先発右腕マイク・リーク！fWAR1.1(チーム2位)だがrWAR2.0(チーム1位)という優秀な選手。
マリナーズで先発ローテーションを守っていると言えるのがゴンザレス21先発、リーク20先発、菊池20先発の3人。他は10先発すらしている選手がいない。その3人の中で一番防御率が低いのがリークなんです。残念ながらこの3人ともに奪三振率6.5～6.7という低い数字で、迫力に欠けますけどね。
そのリークが、つい先日のエンジェルス戦でニアノーノーのシャットアウトを記録したばかりです。
A shutout on 98 pitches.
What a performance by Mike Leake. 👏 #GotYourBack pic.twitter.com/OZ63Cm6MCz
— MLB (@MLB) 2019年7月20日
アリーグ西地区4位で決して強豪とは言えないエンジェルス相手ですが、その中でも2番トラウト(OPS1.104)と3番大谷(OPS.891)は強敵。
その二人を完璧に抑えての9回シャットアウトは上出来でしょう！
残念な事に8回まではパーフェクトだったのですが、9回先頭打者レンギフォにシングルヒットを打たれノーノー終了。続くスミスには四球も与えたのが何とも煮え切らない結果に。ま、最後トラウトを三振に仕留めたのは良かったとこですがね。
ちなみにリークは4月には5.0回で9失点(自責5)、5月には5.0回で7失点(自責7)、6月には5.1回で8失点(自責7)、7月には0.2回で7失点(自責4)と定期的に炎上するリーク。安定感があるとは言い難いが、毎月4点台だった防御率も7月には2.08と上昇の兆し。
残るは1番2番の切込み隊長をOPS.697、3番～6番の中軸をOPS.782と抑えてるのに、7番～9番の下位打線にOPS.862とボロカス打たれる癖を直したいところだな。
気が抜けるのかな？
さすがに地区優勝を争い、世界一を目指すチームに取っては微妙か。調子悪くてもそこそこの試合を作れる選手ではないことは確かみたいだね。
ほな