ブルワーズのクローザー、ジョシュ・ヘイダーの奪三振率がヤバい!先発にしたらメジャー史上5位に入るレベル!?
ナリーグ中地区で現在2位のブルワーズ。その最後の砦9回を投げるピッチャーと言えば、もちろん剛腕左腕ジョシュ・ヘイダーです。
当初クローザーはジェレミー・ジェフレスと思っていましたが、やはりヘイダーを最後に持ってくるのは必然。昨年15セーブのジェフレスでも見劣りする。
ヘイダーは今季10度のセーブ機会があり10回成功するセーブ成功率100%を記録。凄い安定してる感じ。
そんなヘイダーの奪三振がエライ事になってるらしい。私の調べでは史上最強レベル!トップ5ぐらいに入ってる!だからちょっと詳細をめじゃる。
ヘイダー9回を25奪三振!?
ブルワーズのクローザー、ジョシュ・ヘイダーがここ9イニングで25奪三振を記録した!らしい。ホントにそんな事があり得るのか?
9回で全員三振にしても27人。無理でしょ!漫画でしょ!って事で4月15日のカーディナルス戦から見てみましょう。
1イニング、3三振(全員)
1イニング、3三振(全員)
1イニング、3三振(全員)
2イニング、5三振
0.2イニング、2三振(全員)
2イニング、5三振
1イニング、3三振(全員)
0.2イニング、2三振(全員)
計9.1イニング、26三振!!!マジじゃん!
Josh Hader is the only pitcher in the expansion era with at least 25 strikeouts in a span of 9 innings pitched.
(h/t: @eliassports) pic.twitter.com/8FESw7oALL
— MLB Stats (@MLBStats) 2019年5月11日

ヘイダーの奪三振率は20.1の怪物!!
2019年の現時点でのヘイダーの奪三振率は20.1。これは平均9イニングで20奪三振をするということ。これがどんなに凄いのかというと、一般的にこう言われている。
Sランク 奪三振率12.0※個人的意見
Aランク 奪三振率10.0
Bランク 奪三振率9.0
Cランク 奪三振率8.2
Dランク 奪三振率7.7
Eランク 奪三振率7.0
Fランク 奪三振率6.0
Gランク 奪三振率5.0
A~Gランクは公式に言われているもの。Sランクは勝手に考えさせてもらった。ま、これは先発に当てはまると思いますのでリリーフはさらに上にSSランク 奪三振率14.0を加えて、リリーフなので1ランク下げて考えると分かりやすい。
Sランク 奪三振率14.0
Aランク 奪三振率12.0
Bランク 奪三振率10.0
Cランク 奪三振率9.0
Dランク 奪三振率8.2
Eランク 奪三振率7.7
Fランク 奪三振率7.0
Gランク 奪三振率6.0
こんな感じ。要は奪三振率14.0を超えたらかなり凄いって事。ちなみに2010~2018年のリリーフ陣で奪三振率14.0を超えたのは28人。年平均3人しかいないスーパー選手の証だ。
2010年以降のリリーフ陣奪三振率トップ5は
2014年チャップマン 奪三振率17.6
2012年キンブレル 奪三振率16.6
2017年キンブレル 奪三振率16.4
2018年チャップマン 奪三振率16.3
2015年ジャンセン 奪三振率16.1
ここ10年でのトップは17.6のチャップマン。なんやかんやでチャップマンの凄さは異常だな。

ヘイダーが先発だったら史上5人目の快挙だった!?
ヘイダーの奪三振率は20.1。これは9イニングで20奪三振をするということと説明をしたばかり。何の因果か3年前の今日、ナショナルズの先発マックス・シャーザーが1試合20奪三振を記録したそうだ。
#OTD 3 years ago, @Max_Scherzer became the 4th pitcher EVER to strike out 20 batters in a 9 inning game. pic.twitter.com/LW5mIUnr3B
— MLB Stats (@MLBStats) 2019年5月11日
あり得るんだねー。1試合で20奪三振(9イニング)はメジャー最多記録で、これまでに達成したのは...
ロジャー・クレメンス(2回)
ケリー・ウッド
ランディ・ジョンソン
マックス・シャーザー
この4人。この4人、名前は聞いた事あると思うがどれほどの選手なのか?簡単に説明させてもらうと、まずロジャー・クレメンスは通算4672の奪三振を奪った右腕でその記録はメジャー史上3位!そしてランディ・ジョンソンは通算4875の奪三振を奪った左腕でその記録はメジャー史上2位!
マックス・シャーザーは唯一の現役だが、すでに通算2521の奪三振を記録し、すでに歴代33位(現役3位)にランクインする。
いずれも史上最高の投手と言われても過言では無いレベル。
ただケリー・ウッドだけは完全なる一発屋(正確には二発屋か)でルーキーの1998年、初オールスターの2013年がピーク。その新人時代の21歳時、しかもキャリア5試合目で1試合20奪三振を記録した。
それだけ1試合20奪三振って凄い事。ヘイダーの今季平均が9回20奪三振、これはメジャー史上たった4人(5回)しかいないレアな成績だった。

ほな