メジャーリーグ最速投手チャップマンはもう古い!?ホントはジョーダン・ヒックスという2年目の若者らしい
2019/04/24
メジャーリーグの最速投手は?という質問をされた場合「アレやろ?ヤンキースのクローザーアロルディス・チャップマンやろ?」て答えがメジャー好きならすぐ出て来る簡単な問題だった。
しかし2019年の今はどうも違うらしい。
メジャー最速投手ぐらい知っとかなきゃカッコ悪いやろーって思ったので、ちょっと調べてみましたのでめじゃる。
最速投手はジョーダン・ヒックス
今メジャーリーグ最速投手と言えば...カーディナルスのクローザージョーダン・ヒックスらしい。ホントに!?って事でスタットキャストの記録を3年前から引っ張って来ました。
2017年最速投手記録はチャップマン無双
2017年の最速記録を確認してみました。
1:Chapman, Aroldis 104.3
2:Chapman, Aroldis 103.8
3:Chapman, Aroldis 103.7
4:Chapman, Aroldis 103.7
5:Chapman, Aroldis 103.6
トップ5は全てチャップマン。2017年の最速記録は104.3マイルでおよそ167.8キロ。まーかなり速いですね。絶対にカスリもしない自信があります。
さらにトップ50球にランクインしたメンバーを確認すると
44球:Chapman, Aroldis
3球:Vazquez, Felipe
3球:Kelly, Joe
フェリペ・バスケスはパイレーツでクローザーしてます。ジョー・ケリーはドジャースにいますがセットアッパーかな。ジャンセンの前の8回で投げてそうな感じ。

2018年最速投手記録はヒックス参入
2018年の最速記録を確認してみました。
1:Hicks, Jordan 105.1
2:Hicks, Jordan 105
3:Chapman, Aroldis 104.4
4:Hicks, Jordan 104.4
5:Hicks, Jordan 104.3
トップ5は1球だけチャップマン。他はヒックスが参入してました。2018年の最速記録は105.1マイルでおよそ169.1キロ。最強ですよね。そもそもどういう構造で投げてるのか不思議でしょうがない。
さらにトップ50球にランクインしたメンバーを確認すると
39球:Hicks, Jordan
9球:Chapman, Aroldis
2球:Guerrero, Tayron
ジョーダン・ヒックスはカーディナルスでクローザーをしてます。タイロン・ゲレーロはマーリンズの28歳ですがまだまだ3年目で大事なところは任せてもらってない様子。ただ速球はトップクラス。

2019年最速投手記録はヒックス一択
2019年の最速記録を確認してみました。
1:Hicks, Jordan 104.2
2:Hicks, Jordan 103.7
3:Hicks, Jordan 103
4:Hicks, Jordan 102.8
5:Hicks, Jordan 102.4
トップ5は全てヒックス!すでにチャップマンの時代は終わっていた。2019年の最速記録は104.2マイルでおよそ167.6キロ。昔は150キロでもスゲーってなってたのにもはや当てるのが無理ゲーレベルか。
さらにトップ50球にランクインしたメンバーを確認すると
35球:Hicks, Jordan
12球:Guerrero, Tayron
2球:Helsley, Ryan
1球:Wheeler, Zack
ライアン・ヘルズリーはカーディナルスでリリーフ担当しているが、まだまだ敗戦処理レベル。そしてザック・ウィーラーはメッツの先発投手。こりゃヘルズリーが物になれば最速!からの最速!ってリレーが確立しそうな予感

Jordan Hicks with a 104 mph fastball to end the game 🔥 pic.twitter.com/VXQaJLhO49
— Baseball Bros (@BaseballBros) 2019年4月21日
速いな、おい。
ジョーダン・ヒックスとは!?
ジョーダン・ヒックスをちょっとだけ知りましょう。
21歳の2018年にカーディナルスからデビューし、新人年となった昨年は77.2イニングを投げて防御率3.59、奪三振率8.1で6セーブ。役割としてはクローザーのノリスの前を投げる8回セットアッパーってところ。
ここまで見ると...全然凄くない!!
2019年は9.0イニング投げて防御率2.00、奪三振率11.0のすでに5セーブ。クローザーとなって多少レベルアップした感じ。
Jordan Hicks, 89mph Slider and 104mph Fastball (Overlay with Tails). pic.twitter.com/e7GH4xAjlC
— Rob Friedman (@PitchingNinja) 2019年4月22日
基本、この速球と思われてるのは「シンカー」に位置付けられており、このシンカーを60%弱、スライダーを40%弱の割合で投げている。
そして評価が高いのはむしろスライダー。このスライダーの平均球速は86.9マイル(139.8キロ)で球速差が30キロ!?そりゃ無理だわ、これ。
ただ、リリーフfWARランキングではチャップマンは6位だが、ヒックスは43位。奪三振率はチャップマン12.00で41位に対し、ヒックス11.00は61位。
んー、二人とも速いだけ。そしてスピードでは負けたものの総合力ではチャップマンのが上という結果か。

風の噂で左投げは体感5キロ増しと聞いた記憶があります。今のランキングは全員右投手ということで、左投げのチャップマンがまだまだ球界最速といっても間違いではないかと思います(左は5キロ増しだから!!!)
105マイルを投げる=浪漫。少々成績が悪かろうが、最速投手ってやっぱりファンを引き付ける魅力がありますよね。
ほな