なぜ俺らが無職!?元サイヤング賞のカイケル、元セーブ王キンブレルの今
もう4月も中旬になりました。あっと言う間だったのか、まだまだなのかは人それぞれ。
だいたいどうでしょう?チームにもよりますが、そろそろ15試合ぐらいは消化してる感じで、単純に考えるとローテは3~4巡目ってとこでしょう。
マリナーズのマルコ・ゴンザレスはすでに4先発で4勝してますし、タイガースのシェーン・グリーンやパドレスのカービー・イェーツらは8セーブを記録しています。
なのにまだ無職の人がいます。元アストロズのダラス・カイケルに元レッドソックスのクレイグ・キンブレル。彼らは何してんでしょうか?ちょっとピックアップしたのでめじゃる。
元サイヤング賞カイケルはどこへ行く!?
まずは2018年終了後、アストロズからFAになった先発カイケルについて。
ダラス・カイケルとは?2017年のアストロズ世界一のメンバーでその当時のアストロズのエース。2015年には20勝、232.0イニングを投げてサイヤング賞を受賞。たった数年前にサイヤング賞ですからまだまだ実力はなかなかのもの。
2018年は12勝11敗ながらも防御率3.74、34先発で年間通してローテを守ってリーグで一番守備が上手い人に与えられるゴールドグラブGG賞を受賞している。
7年目となってやっと30歳でFAとなったがまったく買い手が付かずに今はどこにも契約が取れずフリーターとなっている。
2018年のfWARは3.3でメジャー全体で21位やで?彼を取らない意味が分からない。世の中難しくなったもんだ。
てな訳で、カイケルが行くならどこか!?ってのを公式サイトが3チーム紹介していたので順に確認していこうと思う。
Still unsigned, Dallas Keuchel's asking price is coming down, per @Ken_Rosenthal:https://t.co/lLBxurfO08 pic.twitter.com/tUybUJC9cC
— MLB Trade Rumors (@mlbtraderumors) 2019年4月7日
1.フィリーズ
噂によるとフィリーズはカイケル、もしくはキンブレルとどっちにしよーかなーとか考えてたり、ジャイアンツのバンガーナーが欲しいなーとかも聞こえてくる。
そもそも今のフィリーズのローテーションは...
1.ノラ:防6.46
2.ピベッタ:防9.45
3.アリエタ:防2.25
4.エリフィン:防0.75
(5.ベラスケス:防3.00)
実質、今は4人ローテで回しているようだ。しかもノラ、ピベッタの調子が悪く何ともならない状態。打撃力でなんとか8勝5敗で2位に付けているもののこのままではジリ貧は確実。ハーパーを獲得した意味がなくなっちゃう。
ここにカイケルはアリはアリかも。
2.ヤンキース
ヤンキースは完全に大誤算だ。エースセベリーノがケガで離脱してしまっちゃって、サバシアも復帰したばっかで最初はどうなることかと思ってました。ま、そこは日本のスーパーエースがきっちり代役をこなしてたけど。
そもそも今のヤンキースのローテーションは...
1.田中将大:防1.47
2.ロアイシガ:防3.86→マイナー戻り
3.パクストン:防6.00
4.ハップ:防8.76
5.ヘルマン:防1.64
復活.サバシア:防0.00
These guys locked it down today 🔒 pic.twitter.com/yX5tMIQ54Y
— New York Yankees (@Yankees) 2019年4月13日
※サバシア復活でヤンキースノリノリ状態に!
期待してたエースセベリーノはケガ、パクストンはクソ、ハップはカス。代わって田中将大は神、全員がいたら6番手だろうヘルマンはやりおる、そして復活したサバシアはレジェンド※ロアイシガは40人ロースターへ戻ってる。
カイケルいたら心強いが、ちょっと過剰戦力になるか。
3.エンジェルス
エンジェルス!?8勝7敗で勝率5割をギリキープしているけれどもノリノリのマリナーズ、優勝候補のアストロズ、そして台風の目のアスレチックスが同地区なのがキツイ。
そもそも今のエンジェルスのローテーションは...
1.ケイヒル:防3.50
2.ハービー:防10.05
3.ペーニャ:防3.65
4.スキャッグス:防4.20
5.ストラットン:防6.48
先発での勝ちはケイヒル、スキャッグスの2勝のみ。正直先発は充てにならないレベルという事か?しかしハービー、ストラットン以外は何とか試合を作ってる感じ(防御率から見れば)
大谷の完全復活もまだだし、別に金払ってまで補強する必要はないとは思いますけどね。
元セーブ王キンブレルは空気読めない!?
そして2018年終了後、世界一のレッドソックスからFAになったクローザーのキンブレルについて。
クレイグ・キンブレルとは?2018年のレッドソックス世界一のメンバーでその当時のレッドソックスのクローザー。2011年~2014年にはブレーブスの在籍し4年連続セーブ王を受賞。救援投手ながらその4年はサイヤング賞投票9位以内に入っているツワモノ。レッドソックスに来てからの2016年~2018年も3年連続オールスターの実績ある選手。
そのキンブレル30歳もまた行き先が決まっていないのが不思議。
その原因の一つは金額にあり、6年$120Mを求めているといった噂だ。は?キンブレルはバカなの?今や30歳にそんな長期間のそんな金額出す時代じゃないよ、そりゃ無視されるわ。どのチームも「アイツ何言ってんの?」って感じでしょう。
そこで、
Free-agent closer Craig Kimbrel continues to seek a deal he believes to be fair and in the range of two recent free-agent relievers, Wade Davis (3 years, $52M) and Zack Britton (3/$39M), sources tell The Athletic.
— Ken Rosenthal (@Ken_Rosenthal) 2019年4月13日
ロッキーズのクローザー、デービスの3年$52M($16M、$18M、$17M、終わりなら$1M)とヤンキースのセットアッパー、ブリットンの3年$39M($13M、$13M、$13M、クラブオプション)の間ぐらいに値引きしてやろうとか言うてるらしい。
は?ほんとまだアレなの?それでも多いんちゃうん。
市場価値的には30歳のクローザーにそんな金出すところは今やどこにもないでしょう。おそらく3年$45Mで取るところがあるかどうか?それも拒むなら一生無職やってろって感じに見えてしまう。
ま、個人的意見を言い過ぎましたが、最近のメジャーリーグはFA選手に冷たすぎる。どんなに実績があってもこれから衰退してくであろう不良債権にそんな金は出さないといった風潮なのは如何なものか。
どこでもいいからこのレジェンド級になり得るクローザーを拾って欲しいものである。
カイケル、キンブレルほどの実力のある選手で30歳でFAに出てしまえばシカト食らってしまう今のメジャー。ちょっと残念な気もするが、取り合えず拾ってくれなければ何も出来ませんよ!自分の価値はどんなものなのか再認識すべきだと考えます。
ほな