MLB2018年7月ピッチャーオブザマンスはレッドソックスのエースが2ヶ月連続!そしてダイヤモンドバックスの元ドジャースのエースが受賞
2018/08/05
オールスターも終わった4ヶ月目。ピッチャーは誰が活躍してるのでしょうか?7月度のfWARの投手トップ4はレッドソックスのクリス・セールが1.7で断トツ、次点でダイヤモンドバックスのザック・ゴッドリー、フィリーズのアーロン・ノラ、メッツのジェイコブ・デグロムが1.3で並んでました。
普通に考えればアリーグのピッチャーオブザマンスはクリス・セールでしょうね。そしてナリーグは...上記3名の中で3勝したゴッドリーが妥当かな。それではピッチャーオブザマンスの結果をめじゃる。
アリーグのピッチャーオブザマンス
アリーグの7月のピッチャーオブザマンスはレッドソックスの先発投手クリス・セールが選ばれた(2ヵ月連続)
# | Name | Team | W | L | G | GS | IP | K/9 | BB/9 | HR/9 | ERA | FIP | xFIP | WAR |
1 | Chris Sale | Red Sox | 3 | 0 | 4 | 4 | 25 | 15.48 | 1.44 | 0 | 0.36 | 0.45 | 1.37 | 1.7 |
この1ヵ月の勝ち星3勝は8位、出場試合数は4試合(先発4試合)はトップ30位にすら入らなかった。当然投げたイニング数25.0もトップ30には入らず。ただ奪った三振43は6試合のバウアー、5試合のバーランダーに次ぐ3位。後1試合投げてたら余裕のトップだっただろう。
セールはやはり投げれば圧倒的威圧感。
奪三振率15.48は断トツ1位(アストロズのバーランダー、コールの13台を余裕で超える)四球率1.44は13位で三振取るのに四球を出さない。本塁打は1本も打たれない。ヤバすぎる成績だ。
防御率0.36はこれまた断トツ1位、FIP0.45も断トツ1位、xFIP1.37も断トツ1位でfWAR1.7も単独1位となった。
試合数、イニング数が少なかったので微妙だったが指標が全て神懸かっている。これで2ヶ月連続ピッチャーオブザマンス。このままいけばサイヤング賞はクリス・セールで間違いなしだ。
AGAIN!
For the second straight month Chris Sale has been named AL Pitcher of the Month! pic.twitter.com/P9nBrmfq96— Boston Red Sox (@RedSox) 2018年8月2日
たった4試合の出場だったが取られた得点は1失点のみ。3試合で二桁奪三振を記録しセールが投げた試合は4戦4勝。奪三振を奪える投手の宿命か球数が多く6回で100球近くにいくこともしばしば。唯一7回を投げ切った時は110球だった。
6月に引き続き7月もセールは手におえない投手だということだ。
ナリーグのピッチャーオブザマンス
ナリーグの7月のピッチャーオブザマンスはダイヤモンドバックスの先発投手ザック・グレインキーが選ばれた。
# | Name | Team | W | L | G | GS | IP | K/9 | BB/9 | HR/9 | ERA | FIP | xFIP | WAR |
6 | Zack Greinke | Diamondbacks | 4 | 0 | 5 | 5 | 33.2 | 9.36 | 1.34 | 0.53 | 1.6 | 2.31 | 2.61 | 1.1 |
この1ヵ月の勝ち星4勝は1位(グレインキーの他4勝は6人存在)、出場試合数は5試合(先発5試合)で17位だ。投げたイニング数33.2は12位で、奪三振35は13位だった。
4勝も凄いが0敗ももっと凄い。同リーグではブルワーズのチャシーン、フィリーズのアリエタが4勝0敗。実質この3人の一騎打ちだったかも。
奪三振率9.36は20位、四球率1.34は11位、本塁打率0.53は18位。すべてにおいて好成績だがセールと比べるとかなり見劣りしてしまうのが悲しい。さらに防御率1.60は2位、FIP2.31は8位、xFIP2.61は4位でfWAR1.1は6位。これまた全て好成績だがセールには負ける。しかしグレインキーはレッドソックスに行ってから微妙かと思っていたけどやはりいい投手なんだろな。
ピッチャーオブザマンスはやはり勝敗重視なのかもしれないな。
Absolutely dominant.
Zack Greinke is the Budweiser presents NL Pitcher of the Month! pic.twitter.com/sqzasdQ5YX
— Arizona Diamondbacks (@Dbacks) 2018年8月2日
14日にブレーブス相手に7.2イニングを被安打4の7奪三振無失点。22日のロッキーズ相手に8回13奪三振(1失点)などやっているが4.1回で交代することもあったので、やはりセールと比べると圧倒的感に欠ける。しかし元ドジャースでカーショウとWエースしていたグレインキー、やはりポテンシャルは凄いね。
まとめ
7月のピッチャーオブザマンスは...
- アリーグ*レッドソックスの先発投手クリス・セール。
- ナリーグ*ダイヤモンドバックスの先発投手ザック・グレインキー。
These guys just put up zeroes. pic.twitter.com/g7XUXyGtxF
— MLB (@MLB) 2018年8月2日
この月のfWARトップ3はアリーグはセール1.7、コール1.2、バウアー1.1。ナリーグはゴッドリー1.3、ノラ1.3、デグロム1.3だった。セールは間違いなしだと確定してたが、まさかナリーグがグレインキーだったとはね。やはり投手はチームを勝たせてなんぼか。
これでセールは2ヶ月連続ピッチャーオブザマンス。このまま行けばアリーグのサイヤング賞間違いなしだったが現在離脱している。すぐ後ろにはアストロズのバーランダーがいるのでセールの復帰時期によってはバーランダーがかっさらうのかも知れない。
そしてグレインキーもサイヤング争いには参加しており、今のとこシャーザー、ノラに次ぐ3位が濃厚。ナリーグはやっぱほっといてもシャーザーが獲得するだろうな。
ほな
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