めじゃるぶ

MLBメジャーリーグが好きな男のひとりごと

ツインズ

奪三振数、イニング数、防御率が凄かったとしてもチームが勝つとは限らない?

2018/04/03

開幕4日が経過しました。チームにもよりますがだいたい先発4番手までの登板が終わったころかなと思います。先発1番手、2番手の選手ばっかりが凄い選手ではなさそうですね。先発3番手、4番手の投手もなかなかの選手たちが揃ってたみたいです。

今回開幕4日目ですがちょっと先発投手に目を向けて、奪三振数、イニング数、防御率のランキングが気になっちゃいましたのでめじゃる。

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奪三振数

奪三振数てのは今も昔も大好物。三振が奪える=良い投手って考え方はデータの普及した今でも重要な指標のひとつで、一般的に奪三振率が10.0を超えるとAランクとされています(9.0はBランク、8.2はCランク)なので単純に5回投げたら5奪三振してれば凄い投手って事。さてこのローテ1巡目では誰がトップだったのでしょうか...

  • 11奪三振*コール(HOU)
  • 10奪三振*前田健太(LAD)
  • 10奪三振*マッカラーズ(HOU)
  • 10奪三振*シャーザー(WSH)
  • 10奪三振*シンダガード(NYM)

10奪三振以上を記録したのはたった5人。その中でもアストロズの3番手マッカラーズ、4番手コールが揃って二桁奪三振。通常ローテを守り切れば33~34先発致しますので、このペースは330~340奪三振クラスです(それでも歴代トップ25位ペース)

しかしもともとコールは奪三振率は平均8.5ぐらいですのでこのペースは何かの間違いでしょう。しかもこの三振数で7.0イニング投げているのが素晴らしい。このエース級が4番手で出て来るアストロズとか...ほんま強過ぎ、せこ過ぎ。

イニング数

先発投手はイニングを稼げば稼ぐほど良い投手とされています。何故なら投手野手合わせてたった25人しかレギュラーがいない中で連戦を戦わなくてはならず、リリーフ陣を休ませてあげれる投手ってのは存在価値が高いとなっております。

5回投げれば勝利投手の権利、6回投げればクオリティスタート、7回を投げればハイクオリティスタートと呼ばれております。さてと完投はいるのでしょうか?

  • 9.0イニング*ベリオス(MIN)
  • 8.0イニング*フルマー(DET)
  • 8.0イニング*クルーバー(CLE)
  • 8.0イニング*ウッド(LAD)

この中でCG(コンプリートゲーム)を達成したのはベリオスとクルーバー。たったひとりで試合の最後まで投げ続けたという事。これは素晴らしい投手の証。

フルマーは2番手投手でたった1失点なのに負け、クルーバーはエースで開幕投手だが2失点なのに負け、ウッドは2番手投手でたった無失点なのに負け...長いイニングを投げて失点もほぼしてないのに報われないこの子らって可哀想。

防御率

規定投球回に達している選手の中で防御率が0.00の投手を確認します。「規定投球回に達した」って枕詞が付くと一気に好投手の条件となりますね。今回はさらに先発投手の最高の役割、7回以上投げた投手限定にさせて頂きましょうか。では早速...

  • 防御率0.00*ベリオス(MIN)
  • 防御率0.00*バンディ(BAL)
  • 防御率0.00*クエト(SF)
  • 防御率0.00*プライス(BOS)
  • 防御率0.00*ウッド(LAD)

この子らが7回以上を無失点で抑えた投手たち。このハイレベルな成績ならば勝ち星が付くのが当たり前でしょう。しかし...バンディ勝ち負け付かず、クエトも付かず、プライス1勝、ウッドも勝ち負け付かず。

防御率0.00の投手の半数以上が無駄骨に終わっています。これはまた不思議な話ですね。

ツインズの3番手ベリオスが完封

メジャーリーグ用語でCGはコンプリートゲーム(完投)、SHOはシャットアウト(完封)と記録されております。現在のところ9回を投げ無失点に抑えた投手はただ一人、ツインズの3番手ホゼ・ベリオスのみ。

2012年のドラフト1巡目の選手だが早々にマイナーを卒業し22歳でデビューしているモンスター。17年は14勝8敗で防御率3.89の好成績。残念なのは平均奪三振率8.2で並み以上ってところだけ(出来ればガンガン三振奪いたかった)

しかし、三振を奪わないから完投、完封が出来るのでしょうね。どっかの誰かが最高の試合は27連続奪三振では無く、27球勝利だと聞いたことあります。肩は消耗品なので省エネって大事。

それでも6奪三振は取ってます。凄いじゃん。

ローテの後半も侮るなかれ!

3番手、4番手なんてちょろいもんと思っている人もおるでしょうが、いやいやそんな事はない。むしろ3番手、4番手が強いところがリーグを勝ち進んでいくのではないかと思います。エース対決で負けるよりも、確実に勝てるところを取りこぼさないところが重要かと。

私が監督ならば相手の3番手、4番手にエース級をぶつけて確実に勝利し、相手エースには5番手辺りを登板させ、勝ったらラッキーぐらいに思わないと。それが許されるかどうかは知りませんが、それが故意的に出来れば無失点なのに勝ち負け付かず...なんていう可哀想な事件は発生しなかったかも知れません。

ツインズのベリオス、おそらく2018年は初のオールスター選出ありそうですね。

ほな

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