めじゃるぶ

MLBメジャーリーグが好きな男のひとりごと

プロスペクト

2018年プレシーズン!メジャーリーグ全30球団のトッププロスペクト10を発表

メジャーを見だした頃はプロスペクトなんて気にならなかったです。しかし、だんだんメジャーを見るに連れてプロスペクトの大事さ、楽しさに気付く時が来ます。そこで今回、2018年のプレシーズンの各チームトッププロスペクト10を確認しつつ、過去8年のトップ10も確認しつつ、トップファームランキングも確認しましょうっていうモリモリな感じでめじゃる。

スポンサードリンク

アリーグ東地区

オリオールズ編


11年のトッププロスペクトのブリットンはクローザーになり、16年のセーブ王に輝いた。12年のマチャドは三塁を守り13~16年の間の4年間で3度チームのトッププレイヤーになるほどの逸材だった。そして13~15年のトップのバンディは先発として2年連続二桁勝利をしている。

レッドソックス編


13年トップのボガーツや17年トップのベニンティンディ、そしてトップにはならなかったが常に上位にランクインしていたブラッドリーらが現在の外野陣を形成。15、16年トップのモンカダは奪三振王のクリス・セール獲得に伴いホワイトソックスへ。トップはやはり活躍するねぇ。

ヤンキース編(6位)


ベタンセスは奪三振率がトップクラスのリリーバーに成長し、サンチェスは30本塁打以上を打てる強打の捕手へ。ジャッジは史上最強クラスの新人王となり、セベリーノはエース級に育った。ここ数年のヤンキースのプロスペクトは優秀過ぎる。

レイズ編(4位)


取りあえず11年、12年で4位に入ったアーチャーはエースとして成長。12年トップのムーアは7年で51勝した先発に、13年トップのマイヤーズは新人王となる。こう見るとメジャー定着している選手はいるが、爆発的な活躍をした選手はいないな。

ブルージェイズ編(9位)


13年、14年のサンチェスは16年にオールスタに選ばれ勝率.882でリーグトップ、さらに最優秀防御率となった。オスーナは20歳の頃からクローザーに任命され22歳ですでに95セーブを記録している稀有な選手となる。そして今注目のゲレーロJr.、彼のデビューが待ち遠しい。

アリーグ中地区

ホワイトソックス編(3位)


2018年のプレシーズンファームランキング第3位のホワイトソックス。11年には300奪三振を達成した先発セールがトップ(現レッドソックスだけど)12年のリードはクローザーとしても活躍し7年で125セーブを記録。アンダーソンは17年OPS.679といまいち。個人的には17年のモンカダ、ジオリトにかなり期待している。

インディアンス編


11年のドラフト1巡目全体8位で拾われたリンドーア。翌年からチームトッププロスペクトとして育てられ4年連続チームの宝に。その育成は成功し15年の新人王2位、2年連続オールスターでGG賞、SS賞獲得。17年には遊撃手で最多打席、最多打数のタフさも見せつけた。

タイガース編


11、12年のトップのターナーは初年度に防8.53、次の年も微妙で結局6年で5チーム目。トップとは言え成功するとは言えない。11年から4年間上位に食い込んでいた三塁カステヤノスはOPS.800を超える選手に。16年のフルマーはすでにエース格に成長。

ロイヤルズ編


11年は当たり年。ホスマー、ムスタカスは17年もロイヤルズで主力として活躍している。モンゴメリーはカブスの先発で7勝をマークし、マイヤーズは後の新人王に選ばれた。しかし15、16年のトップモンデシーはいまいち実力を発揮出来ていない。

ツインズ編


こんなところにヒックスが(笑)サノとバクストンが常にトップをキープ(ある意味メジャーに定着しないという事か)しかし、サノは毎年30本弱の本塁打を打てるスラッガーになり、バクストンは16本塁打29盗塁でさらに守備ウマ。やっとトップクラスが開花した。

アリーグ西地区

アストロズ編


14年、15年トップのコレアは15年に期待通りの新人王ルーキーオブザイヤーに選ばれて、17年にはオールスターにも選出。年々凄みを増している22歳。20本ほどの本塁打だが打率3割も記録した天才。16年のトップブレグマンは17年に規定打席に到達し、打率.284、19本塁打、71打点で17盗塁と平均以上の打力を見せつけている。

エンジェルス編


11年、12年のトラウトはチームトッププロスペクトの名に恥じず毎年MVP投票4位以内に入り、毎年オールスターに選ばれ、5年連続SS賞を受賞するスーパープレイヤーに成長した。13年、14年のトップコワートは3年目で打率2割ちょいとほぼメジャーに対応出来ず苦戦している。18年トップの大谷は果たしてどの程度通用するのだろうか?

アスレチックス編(7位)


11年の2位のカーターは本塁打王になり、12年の4位グレイはエースになった。13年、14年のトップのラッセルはオールスター出場し世界一になり、15年トップのオルソンは新人王4位。いいのいるんだよアスレチックス。ただ、かなりの頻度で放出しちゃうんだけどね。

マリナーズ編


2011年から上位ランクインし13年、14年とマリナーズのトッププロスペクトとして期待されたタイワン・ウォーカーだったがダイヤモンドバックスへ移籍してしまった。防御率4点台で10勝10敗レベルが期待出来たのだが。15年、16年のトップのジャクソンは今はブレーブス傘下のマイナーリーグでプレイ中。まだ21歳なので勉強中かな。

レンジャーズ編


12年、13年のトッププロスペクトのプロファーは12年の19歳でデビューした期待の星だったが、それから5年経った今でもOPS.700に到達した事は一度も無かった。一方15年、16年のトップ、ギャロ15年に21歳でデビューした。初めて規定打席に到達したデビュー3年目の17年、41本の本塁打を記録し元トッププロスペクトの意地を見せた。

ナリーグ東地区

ブレーブス編(2位)


2018年のプレシーズンファームランキング第2位のブレーブス。11年から3年連続トップのテヘランはオールスター2度選ばれチームのエースに成長。フリーマンは年々OPSがUPし、今や2年連続.950を超える主砲に成長。16年17年トップのスワンソンが2年目でOPS.636と苦戦しているが、18年トップのアクーナ期待大だ。

マーリンズ編


12年トップのイエリッチは外野の主力として十分活躍したが移籍。13年トップの先発フェルナンデスはエースだったが事故死。15、16年トップで17年も2位だった先発コレックはトミージョン。マーリンズ終わってる...

メッツ編


12年トップの先発ウィーラーはいまいち跳ねていないが、13年トップのダーノウは正捕手に14、15年のトップの先発シンダガードはオールスターにも選ばれたエース格、16年トップの先発マッツもローテ入り。ここ8年は投手が多い印象。

フィリーズ編(5位)


この8年のトッププロスペクトは見事に誰も知らない。しかし気にしたいのが2014年から常に上位ランクインしているJ.P.クロフォード。すでにメジャー出場を果たしておりOPS.656ながらWAR0.9。彼が本格稼働するであろう2018年は楽しみだ。

ナショナルズ編


11、12年トップのハーパーはすでにオールスター5回のバケモノに育った。13年のトップのレンドーンもSS賞や得点王に。14年から3年連続トップのジオリトはイートンとのトレードでホワイトソックスにトレード。16、17年トップのロブレスは20歳ですでにメジャーデビュー。ジオリトがもったいなかったな。

ナリーグ中地区

カブス編


11年トップのリゾはオールスター3回の一塁手に。13、14年トップのバエズは未だユーティリティだが23本塁打も打ったしそろそろ定位置を掴むかも。15年トップのブライアントは新人王+MVP+オールスター2回の大スターになった。まさにプロスペクトで世界一になったチームと言っても過言では無い。

レッズ編(8位)


11年のトップロスペクトはチャップマン。球界最速170キロのクローザー。今やクローザーと言えば?ってクイズを出したらベスト5には入るだろう。そしてハミルトンは球界最速の足と言ってもいい選手。マイナーで2年連続100盗塁を超えたバケモノ(しかしメジャーで盗塁王になった事が無いから不思議だ。

ブルワーズ編


11年から2位、1位、1位と圧倒的な期待をされたペラルタは14年には17勝もしたものの、ここ3年はパッとしない成績に。14年トップのネルソンは16年に16敗でリーグ最多敗を記録したと思えば翌17年には12勝と波が激しい選手に。17年トップのブリンソンはデビューしたもののOPS.513と苦戦している。

パイレーツ編


11年、12年はトップ、13年~15年は2位の永遠の未完の大器タイロンは16年にようやくメジャーデビューし5勝4敗、8勝7敗と常に貯金を作れるレベルにはいる、ただそれだけ。そして15~17年のトップグラスノーは17年に4先発し防4.67で1勝0敗。パイレーツのトップは大したこと無いかも(コールとポランコは活躍してるけどね、あえて触れない)

カーディナルス編


11年~13年にトップクラスのミラーは17敗でリーグで一番負けた年にオールスターに選ばれたもののトッププロスペクトとしては微妙。その代わり常にミラーの下に位置していたマルティネスはエース級に育ってくれた。15年トップのピスコッティは20本を超える本塁打が打てる外野手に成長し、18年は5年連続チームトップクラスの評価のレイエスに期待がかかる。

ナリーグ西地区

ダイヤモンドバックス編


現在のダイヤモンドバックスと言えばゴールドシュミットだが、11年に10位に入っていた程度の選手。その選手が3年連続チームのトッププレイヤーまで成長するとは素晴らしいノビだ。2012年~16年、常にトップクラスの評価のブラッドリーがついに開花。先発よりもリリーフ適正が凄く73イニングで防1.73と好成績に。

ロッキーズ編


12年のトップアレナドは2年連続本塁打王+打点王の二冠を達成。さらにデビューから5年連続GG賞のおまけ付き。トッププロスペクトの名に恥じない活躍を披露。そのアレナドを一時は追い越したデビッド・ダール。16年にメジャーデビューし63試合でOPS.859と凄い成績を残したが、何故か17年にはマイナーに。

ドジャース編(10位)


11年のトップはゴードン!おや?ゴードンってマーリンズの?実はゴードンはドジャース出身で(知らんかった)14年には最多64盗塁で盗塁王+オールスターに選ばれた。プイーグは現在右翼でレギュラーで、シーガーは新人王で毎年SS賞、ベリンジャーも新人王。ドジャースのプロスペクト優秀過ぎる。18年の新人ビューラーも期待して良いのか?

パドレス編(1位)

11年3位はあのカブスのリゾ。オールスター3回でGG賞+SS賞を記録した一塁手。その他アロンソやギョーコなどメジャーで活躍している選手がいるが、気になるのは16年17年のマーゴット。21歳でデビューしすでに2年目。17年は13本塁打17盗塁と期待が膨らむ成長をしている。

ジャイアンツ編


13年、14年、15年のトッププロスペクトクリックが満を持して17年にメジャーデビューした。リリーフで32.1イニング出場し防3.06とまずまず。他11年のトップのベルトや12年、13年に上位ランクのパニックはスタメンに名を連ねる程度に成長。二人とも1度はオールスターに選ばれた。

まとめ

最終的な順位はこんな感じでした※横の( )書きが順位で10位以内を明示してあります。トップファームランキングをまとめますと...

いまいち最近パッとしないパドレスがトップになっておりました。

全体を見てみますと、チームのトッププロスペクトだからといって必ず成功する訳ではないようです。選手によっちゃ何年もチームのトップに選ばれながらもなかなか目が出ない選手もいるみたい。やはりマイナーからメジャーに這い上がるのは本当に過酷なんだと思い知らされますね。

さて、お気に入りのチームの2018年のトッププロスペクトのデビューを心待ちにしながら、開幕まで楽しみましょう。

番外編

ここだけの話、このトップファームランキングがどの程度信頼性があるのか?ってとこですよね。それをちょっと確認しました。

Top3 Farm Systems 2015 2016 2017
2015 Pre 1 CHC Lost NLCS Won WS Lost NLCS
2 BOS Lost LDS Lost LDS
3 MIN Lost ALWC
Mid 1 BOS Lost LDS Lost LDS
2 LAD Lost LDS Lost NLCS Lost WS
3 COL Lost NLWC
2016 Pre 1 LAD Lost LDS Lost NLCS Lost WS
2 ATL
3 TEX Lost LDS Lost LDS
Mid 1 MIL
2 NYY Lost ALWC Lost ALCS
3 HOU Lost LDS Won WS
2017 Pre 1 ATL
2 NYY Lost ALWC Lost ALCS
3 CWS
Mid 1 CWS
2 ATL
3 SD

ざっくり確認しますと、プロスペクト上位のチームは2~3年後にはポストシーズンに出場出来るほどのチームになる可能性を秘めていると言っていいかなと。という事は2018年シーズンで期待出来るチームはというと...

ブレーブス、レンジャーズ、ブルワーズが台風の目になりそうな予感ですね(ドジャース、ヤンキース、アストロズはすでに強いので省略)

2018年開幕まで後ちょっと。そろそろどこを贔屓するのか考えておきましょうか。

ほな

※また読みたいと思ったら下記メジャーリーグのボタンをぽちっとお願い致します。

スポンサードリンク

スポンサードリンク


-プロスペクト