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2017年ロサンゼルス・エンジェルスの決定版!スタメンから打順、打撃力、守備力、25人枠にFAまで【野手編】

2018/02/09

2017年のエンジェルスはほんま残念でした。トラウトが離脱してしまって地区2位だったにも関わらず勝率は5割に届かず。トラウトがフルで出てたら...?って思うシーズンでした。もともと野手はいいけど投手がダメってイメージだったんですけどそれは本当なのか?そのエンジェルスの主力メンバー、攻撃力、守備力など調査してみました。エンジェルスにはどんな選手がいるのかをめじゃる。

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25人枠(25人ロースター)

2017年のロサンゼルス・エンジェルスのロースターはご存知でしょうか?

2017年のチーム本塁打数は186本でメジャー全体24位。得点は710点で22位。しかし!盗塁は136でなんとメジャー全体で1位だったのだ。おや?誰がそんなに走ってたんだっけ?(メイビン29盗塁、トラウト22盗塁、リベラ21盗塁、シモンズ19盗塁、ヤング12盗塁)こんな盗塁してるとは意外なイメージだった。

ではスラッシュラインを見てみましょう。

打率.243(28位)、出塁率.315(23位)、長打率.397(27位)。なるほどね。打てず出れず、長打出ずの三拍子揃ってるので一塁で止まってる訳には行かないってことか。そりゃ走らなきゃ点取れない。

そして守備力Def12.2で16位と平凡。野手のチームWAR16.6はメジャー全体17位。野手は揃ってると思ってた先入観は完全に間違ってた。ただトラウト、プホルス、シモンズがいる事でオールスター感が出てるだけでしたね。

打撃指標のOff-55.5で20位、走塁指標のBsRは0.5で17位。盗塁が1位だったことから走塁で稼いでると思いきや、それは並み。×走力がある、○盗塁をするチームでした。そんなエンジェルスの25人枠を150打席以上打席に立った選手を下記にまとめました。

オールスターは野手はトラウトのみ。これで6年連続オールスターは継続(直前にケガしたのでヤバかったが)しかし、6年連続SS賞受賞を逃し、6年連続MVP投票2位以内も逃してしまった←MVP投票4位だったけど(笑)

代打には1発のあるバルブエナ、代走は内野のユーティリティペニントンが担当。個人的には代走は4番目の外野手にやって欲しいんですけどね。

正捕手マルドナルドの出場数が多いので疲労が気になるところ。そんなに2番手、3番手が頼りなかったのかな?(2番手グラテロール、3番手ペレス。うん、確かに頼れないか)

デプスチャートと守備力

2017年のロサンゼルス・エンジェルスの守備位置別のデプスチャートを守備力DRSを交えながら確認します。メンバーは上記ロースターで一番試合数の多い選手が1番手。そして次の選手を2番手としております。上記25人に入っていない場合は空欄になります。それでは確認を。

えげつないのがやはり遊撃シモンズ。球界最高クラスの守備力は何年たっても素晴らしい。この人がいるだけで平均的な選手と比べ32点も得点を防いだんだぞ?これは投手はほんと助かる。

悲しいのがトラウトの守備。2012年にはDRS+21を記録し球界のモンスターって感じだったが、その後DRSは波があり平均以下に成り下がった。弱点がこれで肩と守備か(肩は昔から強く無いとは言われている)

気になったのは移籍した二塁エスピノーサ。今季3チームでDRS-1と落ち込んだが、2015年は二塁でDRS+10、2016年は遊撃でDRS+8とGG賞レベルの守備力の選手。一気に衰えたのか、それともDRSは当てにならないのか...。確かDRSは3年ぐらいで見るべきだってどっかに書いてあった気がする。

チームDRSは17でメジャー全体11位。ただし、シモンズがいなければ-15まで落ちるので決して守備力は高く無いチーム。ショートにさえ打たなければ攻略出来そうなチームだった。

打順と攻撃力

2017年のロサンゼルス・エンジェルスのWARを基準に、パワプロで言う弾道GB/FB、ミートAVG、選球眼OBP、パワーISO、走力SPEEDとしてランク付けしてみました。

いまいち年間通して打順はほぼ固定されていないんですよね。アップトンやフィリップスの補強、トラウトの復帰で後半は1番フィリップス、2番トラウト、3番アップトン、4番プホルス、5番カルフーン、6番シモンズ、7番バルブエナ...って感じになってました。あえて代表的な打順を見出すのであればどうなるのでしょう。

そこでこんな感じにまとめてみました。

やっぱし目を引くのは、いや目を疑うのはトラウトの能力。何でこんなチームにこの人が?って思えるぐらい断トツに飛び抜けている。

WARだけを見たらあのレジェンドの指名打者プホルスが完全に足手まといのGランクになっている。トラウトは相変わらずSクラス、そして2017年は守備だけの人だったシモンズが打撃でも活躍しBクラスに!エンジェルスはトラウト、シモンズの2強のチームだったのだ。

そしてその2強の選手の間にリスペクトを込めてかプホルスを4番に持ってくる画期的な打順。ま、他に誰がいるんだって言われると誰もいないんだけど。シモンズ、クロンを繰り上げ6番ぐらいが能力的に妥当なとこか。

残念なのはチームでもトラウト、シモンズ、カルフーンの次に活躍していた外野手メイビンの移籍。しかも世界一のアストロズへの移籍なだけに羨まし選手だ(同地区ライバルチームに行くなよな)ちなエスピノーサも移籍したが彼は足手まといクラスだったので支障無しだった。

対左投手

対左投手対策としてはそこまで偏った傾向は見られなかった。しいていうなら一塁クロンのところにマルテOPS.576が使用されてた感じもあるが、言うほど左腕に強くもなく(対右OPS.515、対左OPS.634)気のせいにしとこ。

ストーブリーグとFA

2017年11月

2日、内野のユーティリティペニントンをFA。さらに三塁エスコバー、レンタル補強のフィリップス、俊足外野手リベラをFAに。主力がわんさか。

さらに3日、外野のロビンソン、ヤングもFAに。ここはサブクラス。

二塁、三塁、外野が補強ポイントになりそうだ。

2017年12月

9日にスーパープロスペクト大谷とマイナー契約(なんで即戦力をマイナー契約やねん!)13日にはタイガースから攻撃的二塁手キンズラーをトレードで獲得し、14日には2017年オールスター選手でOPS.933記録した遊撃コザートをFAで獲得!←シモンズいるから三塁転向かな?

2018年1月

9日、2017年メッツ→カブスに移籍してた捕手リビアをFAで獲得。パワーがある強打の捕手みたいだ。

まとめ

2017年のエンジェルス。調べるまでは「野手はいいんだけど、投手がな~」って印象が強かったのですが、全然野手は凄く無かった。おそらくトラウト、シモンズのイメージが強くそう思い込んでしまったのだろう。この二人が抜けたらまーまーヤバいよ?

そしてこの冬えらいこっちゃ!二塁*キンズラー←オールスター4回に三塁手として?OPS.933のオールスター選手コザートを獲得。これで内野陣は球界屈指のメンツになったのではないかと。

さらにスーパープロスペクトの大谷が合流したら...こりゃ2018年に期待しない訳にはいかんやろ!って事で2018年のエンジェルスはかなりのお薦め物件となっております。

2017年ロサンゼルス・エンジェルスの決定版!ローテーションからクローザーのリリーフ陣、投手能力や球種にFAまで【投手編】

ほな

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