2017年タンパベイ・レイズの決定版!ローテーションからクローザーのリリーフ陣、投手能力や球種にFAまで【投手編】
2017年のレイズは野手は平均並みの実力があったことが確認出来ました。それにもかかわらず勝率5割に満たなかったのは投手のせいなんじゃないか?そんな気にもなってきますよね。そこを知りたくて調査してみました。レイズに使える投手は存在するのだろうか?投手詳細をめじゃる。
25人枠(25人ロースター)
2017年のタンパベイ・レイズのロースターはご存知でしょうか?
レイズの投手陣はセーブ数こそ53でメジャー全体2位(接戦では確実に勝って来た証かも)なのだが、奪三振率K/9は8.42で全体で11位、四球率BB/9は3.13で10位。ま、普通よりも能力が高いって事の裏付けです。
防御率も3.99で8位。良き!いーやんいーやん、思ったよりいいです。
WARは15.9で13位(フツー。要は投手、野手共にフツーだからフツーの勝率5割近辺をウロウロしてしまうみたいです。そんなレイズの25人枠を40イニング以上投球した選手を下記にまとめました。
移籍して40イニング以上投げたのはラミレスだけですが、シーズン途中に投手の異動が多々ありました。
先発ラミレス、ブルペンのガートンはマリナーズへ、ブルペンのファークアーはホワイトソックスへ。逆にドジャースから不調のロモが来てレイズでは防御率1.47と好調、元レッズのディアズは防御率5.70と不調、マリナーズのシーシェックは防御率1.09と最強の助っ人に。ホワイトソックスから貴重な左腕ジェニングスは防御率3.44とフツー、ブレーブスから来たローも防御率1.04などなど...数えたらキリがないぐらいの移籍。
レイズで40イニング以上投げたブルペン陣は3枚しかおらず、年間通して固定出来ていなかった事が容易に想像出来る。
先発ローテーション
2017年のタンパベイ・レイズの先発陣は上記ロースターである程度は把握出来ました。しかしマニアになればなるほどローテ順が気になります。今季のレイズのローテ順を並べ替えたのが下記表となっております(オールスターは☆彡で表示)それでは確認を。
- 1番手*右:アーチャー
- 2番手*右:オドリッジ
- 3番手*右:カッブ
- 4番手*左:スネル
- 5番手*右:アンドリース
アーチャーはさすがの一言。34試合1試合も飛ばすことなくローテを守り続ける重鎮。やはりこれぞエースってとこを見せつけてますね。エースたるものローテ飛ばしちゃダメ。
4番手のスネルはローテ唯一のサウスポーのため重宝したかったが、5月は防御率6.89と散々でマイナーオプションで外された。その代役として27歳右腕のラミレスを抜擢するも防御率4.80と微妙。そうこうしてる間に5番手アンドリースも故障者リストへ入り一気に台所事情が忙しくなる。
そこへ新人ファリアを投入してみたら、これがなかなか。最終的には14先発で5勝4敗、防御率3.43と将来のエース候補って言ってもいいのではないだろうか。一方27歳の新人プルーイットは防御率5.31といまいちな成績だった。
年間通して5人でローテを守るってのはやはり困難なようです。シックスマンが必ず必要みたい。
投手能力
2017年のタンパベイ・レイズのWARを基準に、パワプロで言う球速vFA(ここでは平均球速をマイル表示で)、※奪三振率K/9、コントロールBB/9、スタミナIP、そして総変化量はxFIPが一番ぽいのかなと思いましたのでランクに基づき総変化量はこんなもんでしょって数値を記載。
追加で変化球の比率を記載しましたのでこんな感じの投手なのかってのが分かるかと。
スターター
アーチャーの能力が断トツです。平均球速は95マイルを超え、奪三振能力も高く、コントロールは平均ほど。変化球はほぼスライダーとチェンジアップだけだがそれで打者を牛耳れる強さ。
他は似たり寄ったりだな。唯一のサウスポースネルも左投げってとこぐらいか。カッブは年間通して投げたため規定投球回に到達したことでWARが高く貢献度だけはあるか。
アーチャーだけのローテだな。
リリーバー
9回コロメは間違いないのですが、8回ハンターしかいないって事では無かったのです。ウィットリーは7回登板が多いがむしろビハインド投手。
投球回が少ないのですが、マリナーズから防御率2.01のシーシェック、元レッズのディアズ(防御率5.70)が7回の大事なとこで使われている。そしてハンター以外に防御率3.38のボックスバーガーもいます。
クローザーコロメはカッターを多投する投手ではありますが、クローザーとしては奪三振率の低さが気になります。
ストーブリーグとFA
2017年11月
11/2にセットアッパークラスのシーシェック、ハンター。そして先発3番手のカッブがFAとなった。さらに11/30にはボックスバーガーを放出してテイラーを獲得している(メジャー経験無し
2017年12月
12/1にはウィットリーがブレーブスへ。レイズはマイナー投手を掻き集めているが、やはり実績のある選手は獲得していないようだ。
→2017-18年FA!アリーグ東地区レイズはFA直後に戦力はどう変わるのか?
まとめ
2017年のレイズはアーチャーの孤軍奮闘って感じでした。ブルペン陣はクローザーコロメよりもむしろハンターの方がなかなか能力がありそうな感じに見て取れます。お金が無くて有名なレイズですのでほとんどがFA前の20代で形成されており、圧倒的にサウスポーが少ないのも特徴ですかね。
スターター、リリーバーとも平均ほどの実力のレイズ。野手も投手も平均ならば勝率も平均しかないでしょうね。
頼みの綱アーチャーは2014~19年の6年/$25.5Mで契約中で20、21はチームオプション。まだまだ支配下に置けるのでここ数年が勝負になりそうなんだけど...放出の可能性もあるよね。
2017年タンパベイ・レイズの決定版!スタメンから打順、打撃力、守備力、25人枠にFAまで【野手編】
ほな
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