ついに投高打高シーズンへ?2000年以降三振率、本塁打率が最大に
2017/06/03
ここんとこ先発投手の奪三振数が毎日のように情報として入って来ます。やれ誰々が15奪三振だー、やれ誰々が13奪三振だーていうやつ。もしかしてピッチャーのレベル上がってるのか?って思ってちょっとその辺を調査したのでめじゃる。
ここ最近の二桁奪三振を語る
二桁奪三振達成者一覧
5月23-27日(5日間)の投手の成績を見たところ、何と12名もの投手が二桁奪三振を記録。
Rk | Name | W | L | ER | BB | SO | HR |
1 | Stephen Strasburg | 1 | 0 | 1 | 15 | 0 | |
2 | Masahiro Tanaka | 1 | 1 | 0 | 13 | 0 | |
3 | Max Scherzer | 1 | 1 | 2 | 13 | 1 | |
4 | Sonny Gray | 1 | 1 | 1 | 11 | 0 | |
5 | Buck Farmer | 1 | 0 | 2 | 11 | 0 | |
6 | Chris Archer | 1 | 2 | 1 | 11 | 0 | |
7 | Drew Pomeranz | 1 | 2 | 1 | 11 | 1 | |
8 | Chase Anderson | 1 | 0 | 3 | 11 | 0 | |
9 | Clayton Kershaw | 1 | 0 | 10 | 0 | ||
10 | Jon Lester | 1 | 1 | 0 | 10 | 0 | |
11 | Lance Lynn | 1 | 2 | 10 | 1 | ||
12 | Jacob deGrom | 1 | 1 | 1 | 10 | 1 |
さすがに1流選手の名前がズラッて感じ。特にやっぱエース級が揃ってるなーっていう印象を受ける。しいて言うなら、タイガースのバック・ファーマーが11奪三振してるんやが誰?って感じぐらいか。一瞬マイケル・フルマーの間違いかと思って調べてしまったわ←16年の新人王ね。
二桁奪三振=勝つ訳では無い
まーくんが7.1回で13奪三振を奪ったニュースが舞い込んだ。4月27日には9.0回でたった奪3三振だが無失点に抑えたかと思えば、5月14日は1.2回8失点でKO!次の20日には3.0回6失点でKOと不甲斐ないピッチングが続いた。その後の26日にはなんと!
Tanaka finishes with 7.1 IP, 5 H, 1 R, 0 BB and a career-best 13 K.
Oakland leads 2-0 in the 8th. Due up: Carter, Romine, Gardy. pic.twitter.com/SqPozD6PEJ
— New York Yankees (@Yankees) 2017年5月27日
7.1回を13奪三振無四球と今季最高の出来に。今まで6奪三振が最高で全然三振が取れなくなったのに謎の覚醒!動画を見たところ結構低めに決まってた様子。
だがし!もっかい上の表を見て欲しいんだけど、二桁奪三振して唯一まーくんだけ負けてんだよ。カーショウやリンも1失点なのに勝ちが付かない。この辺が運が無いって気がする。まーくん神の子どこ行った?
投高なのに打高という時代
最近めっちゃ奪三振数が多いなーって思いつつ、テムズみたいなのが本塁打量産したかと思ったり、いったい今は「打高投低」なのか?はたまた「投高打低」なのか?って気になったので調べました。
Season | K/9 | HR/9 | ERA |
2000 | 6.53 | 1.18 | 4.77 |
2001 | 6.74 | 1.13 | 4.42 |
2002 | 6.53 | 1.05 | 4.28 |
2003 | 6.40 | 1.08 | 4.40 |
2004 | 6.60 | 1.13 | 4.46 |
2005 | 6.38 | 1.04 | 4.29 |
2006 | 6.59 | 1.12 | 4.53 |
2007 | 6.67 | 1.03 | 4.47 |
2008 | 6.83 | 1.01 | 4.32 |
2009 | 6.99 | 1.05 | 4.32 |
2010 | 7.13 | 0.96 | 4.08 |
2011 | 7.13 | 0.94 | 3.94 |
2012 | 7.56 | 1.02 | 4.01 |
2013 | 7.57 | 0.96 | 3.87 |
2014 | 7.73 | 0.86 | 3.74 |
2015 | 7.76 | 1.02 | 3.96 |
2016 | 8.10 | 1.17 | 4.19 |
2017 | 8.24 | 1.22 | 4.17 |
ちょっと分かりづらいのでグラフにすると...
奪三振率は年々上昇している事が分かる。それに反比例し本塁打率もジョジョに下降していくという投高時代に突入したのだったのだが...昨年から急上昇。今季はついに2000年以降最大に!
ボンズがシーズン73本塁打を記録した2001年やマグワイア、ソーサがそれぞれ70本塁打、66本塁打を記録した1998年(HR/9は1.05)を抜いてトップ!
だがし、防御率は最大では無いのは?攻撃が雑になったか?
まとめ
ほーほーなるほどね。結局は最近は奪三振も多くて、本塁打も多いてゆー雑な時代に突入してるのか。あれやな、よく漫画で言うところの真剣勝負?ってゆーやつか?投手は三振狙い、打者はフルスイングの本塁打狙い。
せっかくイチローがデビューして安打&盗塁のスピード時代が見直されるかと思ったのだが、結局は薬物時代に戻った感じ←今もまだそこそこやってんじゃないの?検査厳しいらしいけど。
5月29日現在、最多本塁打のトラウト16本、最多奪三振のセール101奪三振。単純計算すると、50本塁打、300奪三振が期待出来るかも。2013年のクリス・デービスの53本塁打、2015年のクレイトン・カーショウの301奪三振を超えるのかも見物です。
ほな